斉藤良宏(大和銀行) 9.125 塚原直也(明治大学) 9.050 笠松昭宏(徳洲会) 9.300 (3) 藤田健一(徳洲会) 9.200 原田睦巳(順友クラブ)9.450 (1) 安達俊亨(筑波大学) 8.050 若山 卓(大和銀行) 9.325 (2) 山田辰也(大和銀行) 8.950
塚原直也選手は個人総合でミスをした種目なのですが、この日も1本目の伸身ムーンサルトで手をつき、その他のシリーズでもみんな着地で1歩あるというちょっと「らしくない」演技内容でした。やはり、お疲れでしょうか。あん馬とつり輪(の種目別決勝)を棄権していました笠松昭宏選手のゆかは、ムーンサルトの高さと体の柔らかさが魅力です。なぜ、ああも軽々と脚が上がるのか・・・。藤田健一選手は内容は悪くなかったですが、1本目でラインオーバー。種目別決勝ではこういうミスが命取りになるんですね。と、思いきや。原田睦巳選手はそれでも優勝してしまいました。ダイナミックさが売りの原田選手、天津の世界選手権ではキャプテンとしてチームを引っ張り、このゆかで素晴らしい演技を見せてくれてましたよね!完璧にやれば9.600点台は出る種目(個人総合では9.625が出ていました)。今年のNHK杯でもそうなんですが、予選で調子が出ないヒトなのか一班に入ってくれないのが残念です。若山卓選手は、今回大和銀行の団体メンバーには入ってなかったのですが、昨年同様、ゆかの決勝に残ってきました。大きなミスもなく、ラストは一歩ありましたが、9.325。出来れば優勝してほしかったですが、残念。山田辰也選手は、ゆかは他の種目に比べるとそんなに得意なイメージではないんですが、それでも1日目(予選)に9.300っていうのは、やはり大和の選手は団体総合に気持が入っていたのかなと思います。
佐野友治 (日本体育大学)9.400 松本健太郎(福岡大学) 9.425 (3) 畠田好章 (日体大教員) 9.500 (2) 篠原啓介 (日本体育大学)9.000 藤田健太 (仙台大学) 8.900 笠松昭宏 (徳洲会) 9.525 (1) 内山 隆 (徳洲会) 8.950
焦点は笠松昭宏選手VS畠田好章選手といったところでしょうか。あん馬マニア(?)の皆様にとっては、鹿島丈博選手が予選で奮わずこのメンバーにいないのと、斉藤寛選手(河合楽器)の棄権が残念かと思いますが。結果的には笠松選手がこの種目3度目の優勝を果たしましたが、畠田選手も衰えてないぞというところが見られたのが嬉しかったです。また、松本健太郎選手とは、見慣れない名前の方もいらっしゃるかもしれませんが、私もはじめて見ました(ゴメン)。今年(2000年)に4年生とのことなので、インカレに注目。藤田健太選手というのは、藤田健一選手とはなんの関係もない・・・と、思う。多分。ずいぶんいい勢いで回っていたので「大丈夫か?」と思ったとたん落下してしまいました。残念。でも、仙台大は確実に強くなってきていますよね。全日本団体出場の日も近いか?
中村友彦 (徳洲会) 9.400 山田辰也 (大和銀行) 9.600 (1) 内山 隆 (徳洲会) 9.375 岩井則賢 (大和銀行) 9.500 (3) 斉藤良宏 (大和銀行) 9.575 (2) 藤田健一 (徳洲会) 8.800 小野武彦 (河合楽器) 8.100 安達俊亨 (筑波大学) 9.275
つり輪といえばこの人、力技の山田辰也選手か、グチョギー三連続で国際的にも有名な斎藤良宏選手か。結果はほんとう〜に僅差で山田選手に軍配。着地の一歩が明暗をわけたようです。また、3位にやはり力技に強い岩井則賢選手。つり輪といえば高崎工業!最近ちょっと元気ないですけど、頑張れ〜。で、気が付けば大和銀行の表彰台独り占め。ちょっと無理してでもカメラを持ってくるべきだったか?と後悔。安達俊亨選手は、今大会テレビに映ったので、初めてちゃんと演技を見たという人が多いかも(私もそうです)。去年も種目別の跳馬に出ている選手です。ちなみに名前は「としゆき」と読むそうで。99年の全日本インカレあたりから、調子が上がってきている選手のようです。なかなか、苦手種目のなさそうなタイプという印象です。藤田健一選手は残念ながら失敗してしまいましたが、伸身新月面に挑戦していました(と、見えました。違ったらごめんなさい ^^;)。
小川泰弘 (順天堂大学) 9.287 (3) 林 弘策 (大和銀行) 8.937 笠松昭宏 (徳洲会) 9.337 (2) 伊藤清良 (筑波大学) 9.225 山田辰也 (大和銀行) 9.375 (1) 塚原直也 (明治大学) 9.237
混戦でした〜。2本の平均なので、この得点だけ見るとどういう戦いだったのかよくわからないと思うのですが、私の覚えている範囲ですと、笠松昭宏選手は1本目(ネモフ)がほぼ完璧に決まって9.675、2本目がカサマツ跳び(笠松くんの笠松跳び・・・)で平均9.337。また、1本目にローチェを跳んだのは6人中4人(つまり、笠松・塚原以外全員)で、中で一番点数が高かったのが、後ろに一歩あったものの成功の伊藤清良選手(きよら、と訓む。なんかロマンチックな名前ですね)で、9.550。ただ、2本目は失敗ではないですが点数が低く、平均で笠松選手を上回ることはできませんでした。一方、山田辰也選手は大きく一歩ありましたが成功(に入るでしょう)で9.500、2本目9.250で平均9.375。わずかに笠松選手を逆転、今大会男子で唯一の二冠を達成しました。
斉藤良宏 (大和銀行) 9.400 塚原直也 (明治大学) 9.475 岩井則賢 (大和銀行) 9.500 佐野友治 (日本体育大学)9.575 (1) 前田将良 (河合楽器) 9.525 (3) 北尾佳隆 (順天堂大学) 9.300 小野武彦 (河合楽器) 9.550 (2) 山田辰也 (大和銀行) 9.500
これは得点を見てもわかる通り、僅差の争いで、着地が重要だったかと思います。しかもみんな失敗なしのハイレベル。ベーレや屈伸ベーレは当たり前!(そりゃ、全日本の種目別決勝なんだから当然かもしれませんが)な世界です。この種目のスペシャリスト、日体大の佐野友治選手は、ベーレじゃなくてモリスエを2回取り入れた内容。しっかりした演技で9.575!しかし、2位の小野武彦選手も惜しかった。こちらはアームモリスエ(=ドミトリエンコ?)を実施してまして、こちらも優勝させてあげたかったですね〜。
畠田好章 (日体大教員) 9.200 柳 浩二郎(筑波大学) 9.400 笠松昭宏 (徳洲会) 9.375 米田 功 (順天堂大学) 9.675 (1) 斉藤良宏 (大和銀行) 9.625 (2) 塚原直也 (明治大学) 8.950 冨田洋之 (順天堂大学) 9.425 (3) 福田道大 (筑波大学) 9.300
3日間の「しめ」の種目。一番手の畠田好章選手、屈伸コバチに連続コバチ成功で場内を湧かせてくれました。重量感があるというか、あん馬同様、さすが畠田!と思う演技だったのですが、三宙の着地に失敗(思わずため息をついてしまいました)。また、柳浩二郎選手は今回個人総合は棄権していましたが、鉄棒の種目別に出てきました。屈伸コバチ、コールマン、さらにコバチ。うーん、派手な演技が続きますね。米田功選手は屈身コバチ(流行中ですか?)2回の新しい構成。新聞によれば「五輪の種目別を狙ったメニュー」とか。五輪が近づいてきて、選手もいろいろ用意しているんですね。着地もピッタリ。米田功復活の序曲か?斉藤良宏選手とは今回僅差でしたが、シドニー、2人とも種目別出れるといいですよねぇ・・・(って、まだ2人とも代表になってないけど・・・)。塚原直也選手は落下ではないですが、天津の団体のときと同じ感じの失敗だったような。ちなみに塚原選手は鉄棒で新技をやりたいと言っていましたが、どうなるんでしょう。楽しみです。冨田洋之選手は順大の1年生ですが、高校(洛南)のときからその落ち着きっぷりが目立ってました。順調に伸びてるようで、もしやシドニー五輪に向けてのダークホースになるのでは。この冨田選手やラストの福田道大選手(筑波大。大和銀行に注目が集まった団体ですが、今回筑波が日体大を上回ってるんですね)は、派手な放れ技というより車輪系の美しい構成なのが印象的でした。
男子団体決勝
種目別決勝・男子の感想
種目別決勝・女子の感想
富山県遠征雑記