女子の床の男子化 ( No.10 ) |
- 日時:2008/08/25 13:47
- 名前:かおりん
- じむきちさんの意見に共感します。
おばばさんが言われているように、女子の床の男子化は、私も感じました。 元々、アクロバットシリーズは、曲に合わせてする訳ではないので(曲の盛り上がりを着地に合わせるなど、工夫はできますが)、アクロバットシリーズの最中は、曲は(言い方は悪いですが)、バックミュージックですよね。 その分、前は、3本のアクロバットシリーズの間に、エレガントさ、コミカルな動き、柔軟性etc・・・を、選手の個性によってアピールしていた気がします。曲に合わせて、個性を上手く表現していた選手の床運動は、いつまでも記憶に残っています。 今は、どの選手も、4〜5本のアクロバットシリーズを入れているので、曲が始まると同時に、1本目、折り返して2本目・・・、合間に加点要素となるジャンプの組み合わせと3回ターンを入れ・・・という感じで、ジャンプやターンを開脚旋回や倒立に置き換えると、ほぼ男子の床と変わらないんじゃないかなと、私も思いました。 4〜5本のタンブリングをこなすとなると、選手にとって、体力的に非常にキツイと思います。そのため、本来、自分ができる最大の技を、小技の組み合わせにせざると得なかったり、ダンス的な部分で素敵な動きができる選手でも、体力温存のために、おとなしい動きだけにとどめていたり・・・それが、とても残念だなと思います。 昔がよかった・・・と言ってるのではないので、誤解しないでいただきたいのですが。。。
>選手がベストパフォーマンスを出すことは、選手サイドにはもちろん、観客にとっても大切なことだと思うのですが、今のルールはそれに応えきれていないと感じます。 同感です。 A得点が高ければ、多少着地が止まらなくても、メダル圏内なので、選手は笑顔ですもんね。美しさ、正確さがおざなりにされそうで、不安です。
シドニーの塚原選手があん馬で落下した時、もうメダルは無理・・・って誰もが思いましたし、実際、10位に甘んじましたが、今なら、メダルは可能だったかもしれませんね。
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私見ですが。。 ( No.11 ) |
- 日時:2008/08/26 14:16
- 名前:ARI
- 五輪のB得点に疑問を感じるのは私も同様なのですが、
上に出ているような小過失で0.2も減点されるようなルールは、 競技人口の足元を見ていない気がするのですが。。。
体操を始めて数年の選手が、BやC難度の技を減点無しで捌くのは、 本当に難しいと思います。 高校や大学の部活から始める選手は尚更でしょう。 技に挑戦する意欲がなくなります。
初心者から上級者まで難度と綺麗さのバランスを取れるようなルールは、 Aスコアの加点とBスコアの減点の比率をいじるだけではできないと思っています。
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一観客として ( No.12 ) |
- 日時:2008/08/26 21:24
- 名前:M雄
- 無難な技のオンパレードで正確さ、美しさを求める体操ってのもどうでしょうかね?技の美しさを競うなら規定復活ってのはどうですか?
曲芸でないにしろ個性的な演技もいいですね。 技の発展といった事に関してもどうなんでしょう?
ただ一流選手がひしめき合う五輪の舞台で失敗してもメダルを取れるってのは見てて「んー?」と思ってしまいます。
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3種目が足 ( No.13 ) |
- 日時:2008/08/26 21:57
- 名前:元体操経験者・H
- 女子体操競技の段違い平行棒を除く3種目が、全て足に関係する種目なので、どうしても高難度化時代になると、足の強化ばかりが目立ち、本来のコレオグラフが評価されにくい時代だと思います。
http://jp.youtube.com/watch?v=W5267w6VRPk このビデオの途中に出てくるOKINO 私は当時男子体操をしていましたが、この技には本当に感動しました。
丁度ユルチェンコが活躍していたソ連崩壊直前の頃でしたでしょうか? メダリストは全てバレエを完璧にマスターしていないと表現出来ない様なコレオグラフで男子体操専門の私でも女子体操競技に魅了されました。
時代は流れ、今では男子顔負けの床を女子がしている時代でしょう。
http://jp.youtube.com/watch?v=TRImhHPCv_Y 片や今はこんな時代、11才とありますが将来が末恐ろしいですね(驚)
華やかな美しさは新体操がオリンピック種目となった事で、そちらの方に流れて行き、女子体操競技はどんどん男子化がされている今日だと思います。
でもどうなんでしょう?新体操のあの人を魅了する女性らしい動きとタンブリングの強さの両面を兼ね備えた選手と言うのは、やはり育てるのが難しいのでしょうね!今回のオリンピックではリューキン選手、彼女一人だけがそれに近い印象を受けました。
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さまざまなご意見ありがとうございます ( No.14 ) |
- 日時:2008/08/26 23:47
- 名前:じむきち
- 先に、ちょっと気になっていたことを。・・・前半でひろさんが「現在のB採点、1つの技に対してどんなに良くても0.1は減点しよう、という流れにあります」とありましたが、国際大会でもやはりそうなのでしょうか? そして、落ち度がなくても減点するのはなぜなのでしょうか?
>かおりんさん >アクロバットシリーズの最中は、曲は(言い方は悪いですが)、バックミュージックですよね ・・・とすると、現在の女子床の曲の大部分は単なるバックミュージックになっているという可能性がありますよね(苦笑)・・・私も「昔に戻せ」なんて言いませんが、きちんと踊れている演技が大好きですし、女子体操競技の中に残ってほしいと切望します。 競技経験のないファンの方々は、このあたりにどのような感想お持ちなんでしょうか?
>体操を始めて数年の選手が、BやC難度の技を減点無しで捌くのは、 本当に難しいと思います。(小過失で0.2も減点されるようなルールは)技に挑戦する意欲がなくなります。 >ARIさん おっしゃるとおりかもしれません。現在のこのルールは(国内で使用するには)、わりと広範囲の選手を評価できるよいルールだと思います。もしかするとA得点の幅とB得点の減点幅の割合は、国際試合よりも国内予選にマッチしているのかもしれません。
そうなるとやはり減点幅を今より大きくしておいて、たとえば国内の中高生の試合などではBスコアの持ち点を10.0ではなく15.0にするなどという運用があってもよいかもしれません。「今大会はB-15ルールで行います」とか(笑)。
>M雄さん 逐一同感です。いっそ自由演技を予選にして、規定演技を決勝にしたら面白いかも。・・・語弊はありますが、もしかするとアテネ以前のモノトニー演技での決勝は、実質はそうだったかもしれません。
本当にさまざまな見方・考え方があって、体操競技に対する期待がうかがえますね。 ・・・そうそう、「年齢制限」というルールは皆様どう思われますか?
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年齢制限 ( No.15 ) |
- 日時:2008/08/27 03:32
- 名前:M雄
- 女子の低年齢化は見てて今の状態でも痛々しいものを感じます。
しかし年齢制限によりJrの大会がトップレベルで五輪がそれ以下の選手の試合になるっていう逆転現象も考え物ですよね。
(話はそれますが元体操経験者・Hさんが↑でご紹介の動画でコマネチに11年ぶりにダブル宙やらせてもう1回やれっていうコーチ。かなり笑えました。)
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女子選手の年齢 ( No.16 ) |
- 日時:2008/08/27 13:24
- 名前:かおりん
- 女子選手の低年齢化は、かなり歯止めがかかっているのでは・・・と思います。
15才で世界デビュー、16才で主力選手、17才でベテラン選手、18才になれば「ピークは過ぎた」と言われていたバルセロナの頃に比べれば、今は女子選手も随分息が長くなったと思います。 その頃は、オリンピックが15才や16才に当たった選手がラッキーみたいなところがあった気がしませんか?楊波やボンタシュなど、力を持っていたのに、18才でオリンピックに当たってしまったため、勢いのある若手の選手に抜かれてしまったのが胸痛みました。 昔、三浦選手が、大学生で全日本優勝した時、「大学生が!」と、驚きましたが、今回のオリンピックは20才を過ぎた上村選手や大島選手が中心になって活躍していて、嬉しかったです。 そう思うと、バルセロナの時点で、すでに17才だったチュソビチナ選手が、いまだに選手を続けているだけではなく、メダルまで獲ったって、ものすごいことですよね。
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最近は魅力的になってきましたよ ( No.17 ) |
- 日時:2008/08/27 20:29
- 名前:ジョージア
- そうですね。かおりんさんが言われるように、女子の低年齢化は以前からするとかなり歯止めがかかっていますね。
以前は15歳そこそこの選手が突如大技を引っさげて登場し、いきなりチャンピオン。その選手も2年もすると、また少女のような選手に王座をとって代わられるということの繰り返しでした。
何かそういった女子選手の栄枯盛衰に、観ていてなぜか痛々しさを感じてしまっていました。
今はシニアの国際大会の出場資格は17歳以上でしたっけ?アメリカ選手達を見ていると大人の表現が出来て、なおかつトップレベルの選手が多いのでいい感じになってきていると思いますね。 30歳を過ぎても現役を続けているチュソビチナがいい例を示してくれていますが、20歳以上の選手が大半だという競技にならないかという気持ちもあります。
現在の年齢制限は、女子体操にはいい結果をもたらしているのではないでしょうか。個人的には18歳まで上げてもいいのではという気がします。
>元体操経験者・Hさん オキノ選手、本当に美しかったですよね。新体操に近いエレガントな動き、期待していましたがインディアナポリス後、出てきませんでしたね。 私の中の美しい体操をする選手TOP10に入っています。
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男子団体決勝における各国のAスコアの合計 ( No.18 ) |
- 日時:2008/08/28 18:08
- 名前:asou
- http://www.nbcolympics.com/gymnastics/resultsandschedules/rsc=GAM400101/index.html
↑のサイトを元に、団体決勝での各国のAスコアの合計を出してみました。 手計算なので間違ってるかも・・
中国 18.5 18.2 21.9 20.8 20.9 19.6 120.2 日本 19.3 18.4 19.8 19.4 19.5 19.6 116.0 露 18.6 17.5 19.0 20.2 19.9 19.9 113.7 韓国 19.3 17.9 20.0 20.2 20.8 19.2 117.4 独 18.7 17.8 18.7 19.8 19.0 19.5 113.5 米 18.9 16.1 19.6 19.8 19.5 19.3 113.2 仏 18.0 16.2 19.2 20.6 18.8 19.0 111.8 ROM18.9 17.1 19.6 21 18.2 18.5 113.3
意外なことに、中国に次いでAスコアが高かったのは韓国でした。 (もしかしたらすでに皆様計算済みで私が驚いてるだけかも) 今後、韓国を警戒すべきなのでしょうか? 韓国チームの演技をほとんどみていないのでなんともいえないのですが・・
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じむきちさんへ ( No.19 ) |
- 日時:2008/08/28 20:35
- 名前:ひろ
- どんなに良くても0.1は減点する、という傾向は国際大会でもあると思いますよ。Bスコアが9点を超える事が良くあるので全ての技にそういう考えがあるとは思いませんが。アメリカのホートン選手の鉄棒のように、高難度の技ばかりでなく、B難度のエンドー等の技が入ってBスコアが9.2近く出ていたところから、難度の低い比較的簡単な技なら、完璧な実施と評価されやすいのかな?と感じました。
でなければ、オーフスの世界選手権でBスコア9.5近く出していた冨田選手の演技は、2年経って退化した、という事になってしまいます。 かつて、バルセロナ五輪以降の10点満点制のルールで男子が10点満点が出なかったように、この世に完璧な演技なんて存在しないという考えの結果、今のルールでは1つの技に対して同じような見方があるんじゃないでしょうか?
ちなみに、自分は北京五輪体操競技が終わった後に森末さんが言っていた、「着地が決まらないと決まった人より印象が悪いから0.3〜0.5違ってくる」なんていう、細分化されたにも関わらず、全体でしか評価しない、減点するポイントを無視した目には見えない減点をするようなB採点ではないと信じたいのですが、、、
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