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鯖江ワールドカップ 〜 鯖江市初訪問記 〜

注・写真と本文はあまり関係ありません。
写真はOEFCのおーりゃさんにいただいたものです。


去る5月の最終週。福井県は鯖江市にて、体操のワールドカップ決勝大会が行われました。
しかし・・・この日程で、鯖江で体操のワールドカップがあるということを知っていた日本人って、どのくらいいるんでしょうか。
私が新聞紙上(全国紙)で見かけたのは、その週の火曜になってからでした。

「ワールドカップ見にいってくる」
「え、フランスまで」
「いんにゃ。福井県」

そんな会話を知人と交わした体操ファンは多いことでしょう。
いや、けっこう体操は見るという人ですら、今回の決勝大会の開催に気づかなかったという話もききます。
種目別だけだから?団体がないからなのでしょうか。寂しい。

李小鵬

李小鵬
Li Xiaopeng (CHN)

ローザンヌでは16歳で個人6位。
才能の宝庫・中国の新エース。
今回はゆかと平行棒に登場。
笑うと、これがまた、とーても可愛いんですよ。

東京からは米原経由で鯖江に入るのが通常のようですが、埼玉県民の私は大宮から上越新幹線を利用することにしました。
6:37大宮発の「あさひ」に乗り、とりあえず長岡を目指します。会社では遅刻で有名な私が、よく朝起きられたものだと思います。
仕事以外ならできるのだ。大宮駅にて、スポーツ紙を購入。

「選手がサングラス姿で入場」

・・・一瞬、なんのスポーツの記事なのかと思いましたが、そうですか。さすがめがねの町。
選手だけでなく、開会式に来場した全員に、サングラスが無料で配られたのだそうです。いや、さすが・・・。
ちなみに、閉会式では「めがねサンバ」で踊っちゃいましたし(それも、生ボーカルで)。
開会式といえば、各国のプラカード嬢を担当したのは地元、北陸高校の体操部員。
この高校、代々(?)中国からの留学生がいることでご存じかもしれませんが、現在も1年生に元中国の強化メンバーだったという魯選手が在籍、中国チームを担当し再会を楽しんだ・・・なんてエピソードもあったそうです。

米田功

米田 功
Isao Yoneda (JPN)

ひねりの連続による構成
実施も落ち着いていて良かったです。
アナウンサーが間違えていましたが、
「順大の3年生」です。念のため。

米田功

で、長岡から「雷鳥」に乗り換えました。
 このときまだ8:22。福井着は12時すぎですから、かなり長い列車の旅。でも、乗り慣れた東海道新幹線より、景色に新鮮味があってよかった(ということにしときましょ)。そして、福井で各駅停車に乗り換え。鯖江まではここから10分程度です。緊張する私を、さらに不安にさせてくれる窓の外の光景・・・

 「本当に、ここで国際大会が・・・?」

 何もないところだよ〜という事前情報はいただいていたのですが、確かに、とても見晴らしがよい。敦賀のほうから来ればサンドームが見えるはずなのですが、福井からだとそれも見えない。
 「だまされてるんじゃ・・・」
 と思ってしまいましたが、鯖江駅に降り立つと、ちゃんと係の方が案内してらっしゃって、一安心。サンドームへの道を訊いて、いざ会場へ・・・歩いていけば見えますから、との言葉通り迷うことなくサンドームに到着しました。かなり大きくて立派な建物であります。そして会場前には、早くも開場待ちの列が(13:00)。開場は14:30なのですが・・・やはり、自由席なのでみなさんいい席をゲットしたいわけですね。私も、ホームページで知り合った皆様と無事合流しまして、座り込み。私も色んなスポーツを観戦しますが、こんなことをするのは初めてです。雨が心配されましたが、なんとか降ることなく開場。事前の意気込み通り、頑張ってつり輪&あん馬の付近に席を確保いたしました。しかし、サンドームは思ったより高低差がなく、A席でも観戦には十分であることが発覚。もっとも、写真が撮りたければS席がいいかもしれません。

ネモフ

アレクセイ・ネモフ
Alexei Nemov (RUS)

鉄棒では落下。その後バーにふたたび触れたことで、採点が長引き・・・
イワンコフの鉄棒が放送されなかったのであった。

 初日の入りは80%程度?翌日の新聞ではFIGの会長さんが「鯖江の大会運営には満足。ただ満場でなかったのが残念」と言っていました。どうも「2日日がメイン」という考え方が主流のようです。でも、初日も盛り上がりましたよねー。日本選手も活躍しましたし。また、3人金メダルのあん馬、そしてなんといっても大接戦の段違い平行棒など。

2日目へ続く