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女子体操競技について
日時:2006/01/15 22:19
名前:より
はじめまして。
私は体操競技の現役選手です。

女子体操競技は、
小さい頃から体操をしてきたような子でないと
トップになれないような競技になってきている気がします。
小さい頃、というのが
幼稚園とか、遅くても小学校低学年ぐらいです。
体が出来上がる前に高度な技を身につけさせたり、
過酷なトレーニングをさせています。
かわいそうでしょうがないです。
でも、そうしないと、
今の体操のルールでは点が出ないのです。結局そういう子が現在の日本のトップなんです。

低年齢でないと始められない競技なんて、
未来がありません。
人気も出ないでしょう。
あるとしても、
それはサーカスを見て
『すごいなー』っていうのと同じなんです。
そうではなくて、
自分に出来そうだなって思って
初心者でも趣味程度でも、競技人口がたくさんいるのが
人気スポーツです。
でも残念ながら体操には今そういう人がとても少ない。
みんな「自分に出来る気がしないから」って言います。
競技人口が少ないと競技レベルの向上にもならない。
でも技だけは先を行こうとする。

とにかく人間の成長をいじってまでするべきではないと思います。

ここで言ったところでルールが変わるわけでもないし、
これはただの独り言なんですが、
同じように思ったことがある方や、
それはちょっと違うんじゃないかなって思った方、
考えを聞かせて欲しいです。

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人気のはなし。 ( No.5 )
日時:2006/01/19 16:02
名前:みい
体操競技…女子プレーヤーが0の学校って最近よくありますよね。でもどこかの大学で、男子部員が年々減り、女子部員だけになってしまったところもあるそうですが…うらやましいかぎりです。
上の大学は特殊な例ですが、男子プレーヤーはいるんだけど女子がいないってケースよくありますよね。
男子選手でも最近は低年齢スタート化の傾向があると思います。現在の選手のなかに中学生くらいの年齢から体操を始めて世界の舞台で活躍している人っているのでしょうか?
まあ可能性は0じゃありませんが、よっぽどの才能とコーチ、環境が必要な気がします。
ある友人がこんなことを言っていました。「体操ってなんで毎回こんなにたくさん器具出すんだろう?」なんだか競技者だけでなく、趣味で体操する人が少ない理由にも、初めての人がとっつきにくい理由にも、強いチームとの環境の差にも聞こえました。かるくショックです。
体操の可能性の話なら、ほかのスポーツに比べたら無限のような気がします。少しルールを無視すればどこまでも創り出せるじゃないですか。
この間男子の平行棒で面白い技を見つけました。本の中では技名「け上がり1/2転向」でしたが強いて考えるなら「単棒け上がり1/2転向腕支持」です。どんな動きか想像つきますか?実在した技らしいです。しかも1回やったらできました。ですがうちの部長さんは、なにそれ〜(笑)と言ってくれました。
こんな具合にびっくり技発表大会じゃありませんが、可能性を追求するならとても未来ある楽しみ方、遊び方、すばらしいスポーツじゃないか!というのが私の思いです。なので今は体操という競技もそうですが、体操という遊びを広めていろんなひとと一緒にびっくりして笑って遊びたいきもちでいっぱいです♪
難度と点数で世界の頂点を目指すのも良いと思いますが、試合の後にガーラがあるように、何でもありで楽しむスポーツもいけてると思います。
ストリートダンスの勝ち負けの決め方が、昔の純粋な体操のルールなのではないでしょうか?ダンサーの方よろしくお願いしますm(_ _)m笑
楽しい体操 ( No.6 )
日時:2006/01/19 23:53
名前:ショッカー  <sikimshokker@yahoo.co.jp>
URL:http://www.hpmix.com/home/1223/index.htm
器具がなくても、短い時間でも、私のとこの体操クラブは、学校の体育館でしかも最近は、もといて全部器具とか環境をせっかく整えた(18年かかりました)のに、その会場を、使えなくされて、あげくに、頼りにしていた施設のある場所にも断られ、もう、体操なんて辞めてやろうかと思っていましたが、小学校のマットの上でやっている。かわいい子達を見ていると、この子達の笑顔に出会うために、いちからまたがんばろうかというような気になるから不思議ですよね、女子の体操も男子の体操も、楽しいですよ、子どもたちの顔を見ていると笑顔ですよ、勝ち負けじゃなくやっていること、なんかできるようになって行くことを楽しんでますよ。小さい子は、体操をやりたいと思っている子も多いですよ、そんな子達に助けられている毎日は幸せですよ。自分の幸せのためにできるスポーツって素敵ですよね、素敵に楽しみませんか?
呼ばれて来てみました。 ( No.7 )
日時:2006/01/20 00:14
名前:GoMa  <kaguwasiigoma2@hotmail.com>
URL:http://www3.to/mosatachi
えっと、今、体操人気ないんですか?
体操のたのしいところ ( No.8 )
日時:2006/01/20 01:26
名前:rika
体操、たのしいですよ。

私は公立の高校の部活で体操をはじめて、3年生で引退。ちゃんとした?競技はそれだけです。たしかに、部活ではじめてめきめき力をつかて、いっぱつインターハイへ!って可能性は限りなく低く、幼いころからはじめないと到底トップにはたてませんよね。
だから、なかなか大きくなってはじめる人もいないし、何より補強や柔軟は時間が必要ですから。

当然、現役の成績なんてたいしたことありませんでした。せいぜい県で真ん中くらい。それでも体操は大好きで、今でも社会人ができる場所を探して練習しています。

はっきりいってわたしは上手な部類には入りませんが、技ができたときの喜びって、特別じゃないですか?はじめてのバク転、はじめての宙返り。普通のひとはなかなかできないことですよね。

それが好きでわたしは体操を続けたいです。単純にそれだけです。

今、大人になって体操を始めたい人、またやりたい人って結構いますよ。
ただ、そういう受け皿やそういうやり方がまだ社会に馴染んでないだけです。
いろんな楽しみかたができるようになるといいですよね。

独り言でした。
受け皿になる体操クラブ ( No.9 )
日時:2006/01/20 21:27
名前:ショッカー  <sikimshokker@yahoo.co.jp>
URL:http://www.hpmix.com/home/1223/index.htm
10月ぐらいに、私の中学で、私の本職は体育の教員です。中学1年生男子180人に、「バック転できるようになろう」という授業をしました。ソフトマットを使って、ジャンプの練習から、全員を補助して10時間ほどやらしてみました。1時間が50分授業です。そうしたらなんと99パーセントの子が一人でソフトマットの上ですができるようになったのです。補助をつければ全員できました。この授業を始める前に、子どもたちにアンケートをとったとき、できるわけがない、絶対にできないよという子が、結構いました。でも練習してできたのです。後から感想を聞くと、できたという、うれしさよりも、自分にこんな力があったんだと驚いて自分ってすごいんだなと思ったという感想が多かったです。いいですねこのように思ってくれる子たち、最高だと思いませんか、このときが一番教員しててよかったと思います。おかげで私はヒーロー扱いです。悪役ショッカーがヒーローになれた瞬間でした。こんなことのできる体操クラブもなくてはいけないですよね、強くもしますが、楽しめて自分に自信を植え付けられるようにやって行きたいと思っています。人に見せることも素敵ですし、試合のときのどきどき感も素敵でしょ、素敵なことを求めて体操しましょう。別に一番になったからといってたいしたことじゃありません、満足感やどきどき感に比べれば微々たるもんですよ
Re:受け皿になる体操クラブ ( No.10 )
日時:2006/01/21 15:06
名前:トマト
レスNO.9のショッカーさんのご意見は、いままで体操に関心の薄かった人たちが、興味を覚醒させたひとつの実践例としてたいへん興味深く拝読いたしました。上記のような機会がいろいろな世代が参加できて全国各所でおこなわれるようになると、いままで体操に無縁だった人たちの体操へむけるまなざしも変わるかもしれませんね。

すごい! ( No.11 )
日時:2006/01/25 11:10
名前:みい
180人の子にバク転を教えるなんてとても難しそうな気がしますが、やればできるんですね!その過程に様々な思考錯誤があったと思いますが、そういった姿勢を自分も見習いたいとおもいます。
この掲示板でそんな例を聞けてすごいと思い、また、なんだかやる気が出てきました!指導に関してはまだまだ未熟な自分ですが試行錯誤してがんばりたいです。
以上感想でした。未熟な文章ですみません。
伊藤みどりさんが ( No.12 )
日時:2006/02/25 13:22
名前:元体操経験者
昔、何の大会か?忘れましたが、あのスケートの伊藤みどり選手が、体操の競技会を見に来ている画像がTVに映り、「あ〜体操のコレオグラフを自分の演技に活用しようとしているのだな!」と感じた時がありました。
そして、今、荒川選手がトリノで見事、金を取りました。
日本の女子体操選手の人達は、この出来事に注目して、荒川選手の持つ芸術性を体操に生かせる様に頑張ってもらいたいと思います。
スケートと体操、競技は違っても、見ている人を魅了すると言う原点では一緒!スケートで世界一に立てるのです。この出来事をスケート界の出来事で終わらせるのでは無く、体操にも吸収し、女子体操界でも世界一に立てる日が来る様、切に願っています。
荒川選手みたいな選手が体操にも・・・ ( No.13 )
日時:2006/02/27 23:25
名前:じむきち  <gymkichi-ba@fine.ocn.ne.jp>
URL:http://www13.ocn.ne.jp/~gymkichi/
マスコミでは連日荒川選手の報道ですね。
フィギュアスケートも昨シーズンから採点方法が変わり、難度のカウントとそれに伴う技の成立が細かくチェックされるようになりました。それとともに、演技構成のモノトニー化や詰め込み化もはじまりました。これは体操競技が通ってきた道と同じですね。

そのような状況の中で、単にレベル4の難度を揃えるだけでなく、「もっとも自分が美しく見える技(=難度のないイナバウアー)」によって観客を魅了した荒川選手が金メダルに輝いたことは、非常に重要な出来事だと思います。
もちろんイナバウアーが勝敗を決したのではなく、地道に難度の補填を実現し、そのすべてを大舞台で出し切ったこと(つまりほぼノーミス)が勝因なのでしょうが、世界中の人々に「『銀板の女王』という称号は、やはり難度の実現だけではなく、もっともエレガントな演技を実現した女性に与えられるべきだ」と再認識させた結果になったことが素晴らしいと思います。今回の結果が、難度成立偏重の新ルールにひとつの楔(くさび)を打つ結果になってくれればと思います。

ひるがえって女子体操競技でも、アクロバティックで難度の詰め込みのような演技が増えています。また、バレエ的な動きや価値観(たとえば脚やトウのポジションなど)を偏重する傾向もありませんか?しかしこれらは「観客を魅了する」という点から考えると、どこかちがうような気がしてなりません。我々が「思わず拍手をしてしまう」「ため息が出てしまう」ような演技とは、「難しさ」や「正確さ」に秀でた演技という意味ではないような気がします。

伝統ある「採点競技の代表」として、体操競技の採点が、より観客の感動を反映するような、(特に女子は)エレガントなものを高く評価するようなルールになっていってほしいと思います。そしてそのようなルールの下で「美しく躍動する女性」「力強く躍動する男性」が活躍し、(トリノの荒川選手のように)種目や分野や人種の垣根を超えて高い評価を受け、多くの人の「憧れの人」「憧れのスポーツ」になってくれれば、と願ってやみません。
同じく体操にも荒川選手・・・ ( No.14 )
日時:2006/03/02 19:52
名前:ジョージア
 私もトリノの荒川選手の演技を観て、じむきちさんと全く同じことを感じていました。

 体操競技の採点規則では、多くの人の共感を得ずらい面があると思います。というのは"Artistic Gymnastics"というスポーツにして難度の高さによる得点が支配的すぎる気がするからです。

もちろん肉体を鍛錬し、より難しい技術の追求をすることは体操競技の最も重要な理念としてはずすことは出来ませんが、観るものの共感を呼べなくて"Artistic "であるとは多くのひとには認められないと思います。

 女子競技において年齢面ではシニアの大会は制限を設けたことにより、ここ数年は表現力豊かな選手が増えてきました。

 あとはより魅力ある競技になるために、"Artistic "な面の評価法を見直してもらえればという希望を一体操ファンとしては持っています。

 荒川選手が観る人の記憶に残って欲しくて実施した、難度に関与しない”イナバウアー”がこれほど多くのひとを魅了した事実。同じ採点競技の体操競技も今ひとつ立ち止まってこれを注視する重要さが秘められていると感じます。

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