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10点満点廃止について
日時:2005/02/17 01:57
名前:たかこ@管理人
これまでにも話題になっている、10点満点の廃止案ですが、
FIGのサイトで「どう思いますか?」てな感じで投票してますね。

すでに票を投じられた方も多いかもしれませんが、紹介しておきます。

http://www.fedintgym.com/sondage/sondage.php

ちなみに簡単に訳すと上から

1. 撤廃賛成!過去のことにはこだわるな
2. 10点満点は体操の魂よ!廃止なんて許せない
3. 選手は日々進化している。トランポリンのように上限ナシにしよう
4. 「10点」は完璧を示すものとして遺されるべき、10点でも選手のランク付けはできる

という感じでしょうか。
結果を見る以前に、どれが一番票を集めているか判る気が(^^;

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Re: ( No.2 )
日時:2005/02/17 21:40
名前:atM
私はもちろん2番です。(笑)
Re: ( No.3 )
日時:2005/02/18 00:19
名前:裕二
自分は一応4番に投票しました(^0^)
Re: ( No.4 )
日時:2005/02/18 11:59
名前:HIGH
私は投票するならM(p^^)pさんですね.「わずかなミス=0.1」では,「わずかなミス」を減点としてとらえるかとらえないかで大きく差が出てしまうことに今の採点の難しさがあると思います.コバチでゲタと少しの膝割れがあったとすると,本来なら0.2引かれるわけですが,それではコバチより完璧なトカチェフの方がいいわけです.しかし,わずかの膝割れ,ゲタで0.2も引かれていないのが現状であり,これが序列の不明瞭さにつながります.減点を明確に,というより納得できる序列を作るためには0.01の減点とかもありえるわけですが,そうなると今度は採点において小数点以下の細かい数字を扱うことになり,煩わしくなります.これまで体操競技では十点満点を目標としてきましたが,それは「十点=完璧」と言う意味であり,選手は十点の数字を目標に練習を行っているわけではありません.雄大かつ美しく,高レベルで体を操るために練習行い,それを発表し評価するのが試合です.高難度の技を完璧に行う技術の浸透してきた現在において,十点満点という枠では演技の正確な評価を行うことができないならば,十点満点解除もありかなと思います.減点の細分化により納得の採点ができるなら,選手としても,1ファンとしても良いのではないでしょうか?長々とすいません.
Re: ( No.5 )
日時:2005/02/18 14:59
名前:じむきち
いや〜、やっぱり「10点廃止論者」はマイナーなんですね(T_T)

私は3番に投票しようと思ったのですが1番にしてしまいました。それは、3番に「トランポリンのように」「世界記録」などの言葉にためらいを感じたからです。
「世界記録」という言葉を体操競技の世界に持ち込むことのナンセンスさについては、以下に書いていますので暇つぶしにどうぞ。
http://www13.ocn.ne.jp/~gymkichi/MyPage/album_show4.html?page=2
また、トランポリンの関係者の方には失礼になるのですが、私から見るとトランポリンは体操競技にくらべて、技の形態にバリエーションが少ないうえに「表現」のようなものも少なく、より難しい技をどんどん連ねていくだけのイメージが強いのです。「10点満点廃止=技の難しさだけの評価」というイメージを助長しているようにも思えます。
引き合いに出すのが「フィギュアスケートの新採点ですでに行われているが、上限の無い採点によって・・・可能になる。」というような表現だったら、だいぶ印象は変わるのではないでしょうか?
Re: 10点満点廃止について ( No.6 )
日時:2005/02/18 15:00
名前:じむきち
「10点満点」という価値観が体操競技にとって燦然と輝くことは認めます。コマネチ選手やディチャーチン選手の名前には説得力がありますよね。しかしその反面、難度表から削除されていく名も無い先人たちの偉業(格下げされていく技)にはまったく触れられていません。

さらに「10点満点が選手の格付けにとって十分なスペースだ」というのも、考えようによっては「片手落ち」なイメージです。「減点法」であるということは、言い換えれば「理想へ及ばないことへの評価」です。しかし「理想を超える実施(雄大さや秀でた表現力など)」へ真正面に目を向けると、10点満点というのはいかにも狭い部屋のようにも感じます。ドス・サントス選手の高い宙返り・高いジャンプ・そして何より秀でた躍動感に対して、「減点」という手法でしか臨めない現在の手法やスペースは「十分」なのでしょうか?

10点解除案に「killing the sport」というイメージを与えてみたり・・・こう考えてしまうと、なんだか「イメージ戦略」の元にあるような気がして、このアンケートがどのような考え方の人たちによって実施されたのか邪推したくなります。

・・・長々と負け惜しみを散らかして失礼いたしました。m(__)m
Re: ( No.7 )
日時:2005/02/19 22:58
名前:つるな
管理人様、貴重な情報(記事)有り難う御座いました。
 選手・コーチ・審判・役員・ファンと、全世界の、出来るだけ多くの人にこのアンケートの存在を知ってもらい、投票して戴きたいものですね。そしてそれが、FIGの今後の動向に反映されるといいですよね。
 たまに覗いていますが、だいぶ票数は増えているようですね。しかしながら、パーセンテージは久しく変わっていないようです。
 結果はどうなるでしょう?
Re: ( No.8 )
日時:2005/02/20 14:42
名前:たかこ@管理人
確かにちょっと恣意的な文なんですよね、選択肢が(^^;
しかし、審判の質は、ルールを変えても解決しないと思うんですが・・・
Re: ( No.9 )
日時:2005/02/22 01:21
名前:じむきち
審判員の選抜や教育にも改善はもちろん必要です。アテネの男子で噴出した採点問題と採点規則の変更を直接リンクさせるのは問題がありますが、その採点問題を「現行ルールが抱える問題の象徴」として私なりに整理すると、

@SVの誤認(個人総合ヤンテヨンなど)
A(@に関連して)選手やコーチの質問やクレームの方法(主にタイミング?)や権利の不明確さなど
B(満点を越す)SVや雄大な演技への評価に比べて、実施減点への評価の方が順位の決定にあまりに重要となっているのではないかという「不公平感」(ネモフの鉄棒へのブーイングなど)
C(Bに関連して)現場の各審判員と上部組織との「権限」の不明確さ(得点訂正という珍事)
D実施減点の不明確さへの疑問(吊り輪の種目別などはこれもあったか?)。

・・・という感じで、@についてはほぼ、たかこさんのおっしゃるとおり「審判教育」「審判選抜」の問題と考えてよいと思いますが、ACは競技規則や審判団の上部組織の問題、そしてBDは採点規則自体に内在する問題がかなりあり、審判員の力量だけでの改善は難しいと思います。そこへBについては私が「満点解除」を、DについてはHIGHさんが「満点の変更」を解決策として挙げているといったところではないでしょうか。

賛成が多いからといって、それが組織の未来を必ずしも約束するものではないですよね?・・・社内に反対意見が起こらない「老舗」が倒産する陰には、かならず「自分たちこそ『正統』だ」と考える「驕り」と、そこから生じる「思考停止」があります。

仮にこの先「10点満点解除案」がFIGで否決されるにしても、アンケートの姿勢に見え隠れするような「数の論理で圧倒する葬り方」をしないでほしいと思います。中身のある議論を経て、その経過を将来の体操競技のよりよい姿への礎(いしずえ)として、多くの関係者の記憶にとどめてほしいなと・・・。(非常に心配なのは「グランディス案が本当はどの程度のものなのか」というところなんですけど。)

・・・負け惜しみの反復練習中〜f(^^;)
Re: ( No.10 )
日時:2005/02/27 17:33
名前:
2006年以降の体操競技採点規則について
http://www.jpn-gym.or.jp/association/report/2004/data/06code.html

10点満点廃止の方向だそうです。
詳細はリンク先で
Re: ( No.11 )
日時:2005/02/27 23:03
名前:じむきち
ここからが体操人の正念場だと思います。難度の単純加算方式に対して、実施の減点法が無効なものにならない妙案や、実施点にも加算的な性格を与える方法(上限はありますがフィギュアスケートがそうです)など、体操競技の「実施を守り育てる方法」を積極的に提案するべきだと思います。

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