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新ルールで伸身リピスキー
日時:2005/10/10 16:13
名前:ロン
新ルールでは伸身リピスキーが、採点表から削除されるようです。
なので、試合中に実施しても無効点。以前のNHK杯で田原選手の伸身リピスキーを見たことがあるだけに、なんだか残念です。なぜ、削除対象になったのでしょうかね?どなたか分かる方、推測できる方教えてください。

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Re: 新ルールで伸身リピスキー ( No.6 )
日時:2005/10/10 22:01
名前:M(p^^)p
URL:http://www.geocities.jp/tralife/
>古き良き時代の技もA難度としてで良いから、難度表の隅に置いておいていただきたいのが正直な気持ちです。

当初(っていつだ?)はこのような技も難度表に再掲載される予定だったと思うのですが残念ですね。初心者から五輪選手までが同一のルールで採点できることが出来るのですから是非良い技も再掲載願いたいものです。
元体操経験者さんが書いている通り、「その技があったからこれがある!」みたいな技っていっぱいありますよね。で、古くても成長過程に基礎として取り入れたら効果的な技も多いかと思います。そんな技をジュニア世代が進んで取り入れたら基礎練習にも繋がりますよね。
Re: 新ルールで伸身リピスキー ( No.7 )
日時:2005/10/10 23:04
名前:元体操経験者
M(p^^)pさん、お久しぶりです(笑)
今の難度表を見ると、もはやオリンピック選手やジュニアのトップ選手主体の難度表へと変化しつつある気がします。
やはり子供達に技を指導する時に、技が出来た瞬間、その技は○難度だよ!とか、簡単な技でも難度があると凄い子供達へのやる気とコーチ自身の達成感に繋がるとも思いますし、今の体操は昔にも増して、基本の忠実さが将来役立つ時代、難度表ばかりを見つめて、基本をおろそかにし、演技構成を立てる選手が続出するのでは?とも懸念します。それは、一番危険な事でしょうし、やはり基本に立って体操の正しい練習をしてもらいたいですし、簡単な技に難度がある事は、子供達や初心者の方々の凄い励みにもなると思うのです。
ここ10年、体操を観戦する立場に立ってから、鉄棒一つ取っても、昔はトカチェフやギンガー主体の構成でしたが、今やコバチを基本とする変化技の時代、コーチの方々も、先を見る目をしっかり持たないと指導出来ない時代へと変化しつつありますね!今のJr選手は2回宙返りで着地を収めるより、ストラウマン下りを覚えてコバチへの応用を効かすといった指導をされているのかな?とも思ったりします。本当に指導する立場においても難しい時代だろうと思います。
コバチ時代の次の主流技、何でしょうか(笑)
私には解りません。おそらく今のJr選手は、もうトカチェフのあふり等やっていないのかな?とも考えたりします。余談ですが(笑)
Re: 新ルールで伸身リピスキー ( No.8 )
日時:2005/10/10 23:26
名前:NASKA
>この様に考えると、体操のさらなる発展は無い様に思えますが?
>将来必ず出てくるであろう鉄棒の4回宙も難度表に掲載されない疑問が生じます。

実際に実施した選手がいるのにも関わらず難度表から削除されてしまう理由は、つり輪のアザリヤン(横向き十字懸垂)のように『時代に合わない』という理由もあれば、現在では無価値と判断されたりといろいろあるようですが、危険防止措置の考慮もある程度は必要だとは思います。僕が「危険過ぎるから」と書いたのは、前に月刊スポーツアイで遠藤幸一先生が「あまり発展して欲しくない技」というような事が書かれていたのを覚えていたのでそう思った訳です。特に宙返り転はただでさえ頸椎を痛めやすい技ですので、今でも高校では禁止技に設定されていますね。元体操経験者さんもそうだったと思いますが、僕やM(p^^)pさんの高校時代も高体連の試合では新月面や3宙は禁止技だったのに今ではどちらも解禁となっていて、宙返り転系の技だけがしつこく残っています。どちらにしても、じむきちさんがドクロマークを付けそうなこの技は、来年からは難度が認められないという事ですよね?
4回宙は練習では成功させてる選手は過去に何人かいたようですが、試合で成功させた例はまだないようですね。4回宙どころか、3回宙返り1回ひねりもまだベーレ選手以降実施する選手が現れませんね(・・)
Re: 新ルールで伸身リピスキー ( No.9 )
日時:2005/10/10 23:28
名前:NASKA
>1997年版の平行棒で後方伸身2回宙返り下りが図示までされて載っていましたが、新ルールでは載っていませんね!
>2002年の段階で認定されたのは空想技としてでは無いでしょうか?

確かに、『田原選手の実施は世界初と思われる』と最初は協会のレポートにも書かれていました。けど2002年に掲載されているのは何故でしょうね?(・・) 平行棒の伸身ダブルも2001年版で既に消えてます。ローチェひねりも1993年版には一度掲載されていながらも1997年には消えて、2001年版で『肖俊峰』として復活して、2002年に『ドラグレスク』に名称変更された例もありますから、一度は不可能と判断されてかも知れませんね。改めて確認したら、現在のドラグレスクと現在のジマーマンが同一番号で掲載されていましたね(^^)

>初心者から五輪選手までが同一のルールで採点できることが出来るのですから是非良い技も再掲載願いたいものです。

ごもっともです。幸い大順手車輪はまだA難度として残ってますが、もっと残してもらいたかったですね。ロンダートもなくなってるし…
Re: 新ルールで伸身リピスキー ( No.10 )
日時:2005/10/11 00:41
名前:じむきち  <gymkichi-ba@fine.ocn.ne.jp>
URL:http://www13.ocn.ne.jp/~gymkichi/MyPage/menu0.html
NASKAさん、元体操経験者さん、M(p^^)pさんお久しぶりです!・・・ひじきを煮ていて参加が遅れてしまいました(笑)。

ようやく新ルールをちらっと見てきましたが、「ルール変更の軟着陸」を目指した改定のような感じですね。「とりあえず10点満点の解除と組み合わせ加点の縮小・廃止、いくばくかの難度価値の見直しが優先」みたいな・・・当初謳っていた「初心者からオリンピック選手までが同じルールで採点できる・・・」という文句はほぼ見る影もありませんね。

今回の改訂ではFまでの設定ですので、実質現在のSEまでと同じ(6段階)ですよね?おそらく今の体操競技の技を「初心者からオリンピック選手まで採点できる」という観点で難度分類をすると、GかH難度まで必要なのかもしれません。・・・「ここまで大幅に変更すると大規模な混乱を招く」として、次回の変更にまわしたのかもしれません。現段階では、そのように好意的に受け止めておきましょう。

4年前に2001年版を見たとき「ずいぶん簡素になったなあ」と感じた記憶があります。その中身は、だいたい以下の3つではなかったかと思います。
@A難度技が格下げされて消えた
A難度にかかわらず(ほとんど)実施のない技が消えた(跳馬の伸身とび宙返りやあん馬の前方宙返りなど)
BEやFに相当すると「想像される」技(平行棒の伸身ダブルなど)が消えた
これらの背景にはおそらく
「採点規則は現在の体操を採点するための『実用的な規則書』でなければならない」
「規則書が厚ければ厚いほど規則の確認に手間取る」
「規則書に『博物館』の役割を与える必要は無い」
・・・などという意図があったのではないでしょうか?今回の改訂でもかなり削除された技があったようですが、ほとんどが上記の3つにあてはまるような気がします。
Re: 新ルールで伸身リピスキー ( No.11 )
日時:2005/10/11 00:56
名前:じむきち  <gymkichi-ba@fine.ocn.ne.jp>
URL:http://www13.ocn.ne.jp/~gymkichi/MyPage/menu0.html
さて伸身リピスキーですが、元体操経験者さんのおっしゃるように2002年版への掲載については「抱え込みリピスキーの延長線上で『想定の範囲の技』として掲載された」ということはいえそうですね。
そして今回の新ルールの文章を見ると、宙返り転の技が大幅に制限され「難度表にない技は認められない」「3回目以降は認められない」「抱え込みリピスキーまで削除」とされているようです。この記述をみる限りでは、NASKAさんの「危険だから」という指摘ももっともかと思います。

新技の認定についてはたしかある程度明確な規定(FIGの主催する大会で発表云々・・・)があったはずですが、難度表から技が削除されるのには何か規定があるんですかね?
「誰もやんないじゃん」(英語)
「古いじゃん」(中国語)
「簡単じゃん」(ロシア語)
「危ねー」(日本語)
・・・なーんていう軽い会話の中で簡単に決まってたりして(先生方、すみません)

>古き良き時代の技もA難度としてで良いから、難度表の隅に置いておいていただきたいのが正直な気持ちです
>難度表ばかりを見つめて、基本をおろそかにし、演技構成を立てる選手が続出するのでは?とも懸念します。それは、一番危険な事でしょう

本当にそのとおりです。でもきっとそういう我々のはかない願いは
「古き良き時代の体操の歴史を、ウェブサイトで再現してくれる『奇特な方』がいたら、めいっぱい褒めてあげます」
「難しい技を見つめながらも基本技を伝承し安全に選手を発達させるのは、ひとえに各体操協会のみなさんのご尽力によるものです」
と言われてしまいそうな予感が・・・f(^^;)

>ロンさん
すっかり茶飲み話みたいにしちゃってすみませんf(^^;)
伸身リピスキー、お上が『ダメ』って言うもんはダメなんでしょうね、きっと。
Re: 新ルールで伸身リピスキー ( No.12 )
日時:2005/10/11 14:06
名前:元体操経験者
宙返り転の禁止技措置、日本だけか?と思っていましたが、ルールにおいて規制がかかるとなると、世界的にも相当数、怪我人が出ているのか?と察します。
一方でトーマス系は残存措置が取られている様ですが、リピスキーを実施出来る感覚の持ち主は、相当超高度な感覚の持ち主だと思いますし、そのレベルに達した人はトーマスの実施と変わらない様にも思えるのですが?「危険」と言うなら、すべての宙返り転に何らかの規制をかけるべきでしょうし、ある特定の存在した技がルールから突然無くなるのは、辛い事でしょう。
特に田原選手は、この宙返り転を床の売りにしていた選手、今後どう構成を変えるのか?彼の心境を思うと可愛そうになります。
Re: 新ルールで伸身リピスキー ( No.13 )
日時:2005/10/11 18:38
名前:クジラ
あの、F難度まで作られたということは聞いたのですが
A/B/C/D/E/sE/F ということでしょうか。
どなたかお教えください。
Re: 新ルールで伸身リピスキー ( No.14 )
日時:2005/10/11 19:05
名前:BCAA
>>クジラさん

SEの呼び方がFになっただけだと思われます。
Re: 新ルールで伸身リピスキー ( No.15 )
日時:2005/10/11 20:00
名前:ロン
皆様レスありがとうございます。
伸身リピスキーが削除対象になった背景にはみなさんがおっしゃってることがありそうですね。
危険、ルールのスリム化など現場の方々にとっては削除は必要なことだったのかも知れません。
しかし、上にもありますがただ単にルールのスリム化の為だけに偉人たちの技を削除するというのはあまりにも…って感じがしますね。危険だからと言う理由も簡単にはうなずけないところがありますね。現に田原選手のそれは、見ている側からしてみれば簡単にさばいているように見えます。それは田原選手の感覚がすごいからでしょう。私みたいな凡人はやろうとも思いません(笑)危険であることが目に見えているからです。「危険なことはわかっている。でも俺にはできる。自信がある。」と思っている人にしか挑戦できない技です。わざわざ削除にしなくてもやらないってというのが私の率直な気持ちです。

まあ現場の方からみたら私のような簡単な考えでものは進んでないんだってと怒られてしまいそうですが(笑)

>クジラさん
難度はA/B/C/D/E/Fです。sEのかわりにF難度が出来ました。

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