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1997年・国際ジュニア大会

注・観戦記というか、雑記です。

2年に1度の国際ジュニア大会、個人総合を見てまいりました。
本当はテレビ放映のあった種目別についても書きたいのですが、なかなか。
以下はあやしい記憶をたどりつつの、ほとんど駄文です(笑)。すみません。

関内駅は、今日もたくさんの人出。
「チケットあまってませんか?」
えっ。そ、そんな。と思ったら、横浜スタジアムじゃSMAPのコンサートですか。
道理で人が多いわけだわ。

さて、先日の全日ジュニアで前半を見逃した教訓をいかし、少し早めに会場に足を運んだ・・・ところ、ばっちり開会式から見てしまいました。ご覧になってない方のためにどんな感じか説明すると、オリンピックのようにちゃんと選手の前にプラカード持つ子がいて、入場します。で、選手宣誓もするんですよ。ちなみに今年は吉田亮一選手でした。ふむ、確かに日本選手の中では一番「主将!」ってな感じの選手ですね(注:本人知りませんが、見ため)。ちなみに和歌山オレンジクラブ所属。てことは岸本拓也選手の後輩ですね。古くは田中光選手も在籍したクラブらしいですよ。

また、開会式を見て最初に思ったこと。
「こんなに参加選手がいるの???」
噂によれば、年々増えているのだとか。うーん、なぜだろう。

さて、選手はしばらくアップをしておりますので、いつものごとくプログラムに目を通します。まぁ、色々なところから選手が来ていますねぇぇ。お、期待のロバスニュク選手(ロシア)の名前もありますね。写真がないのがちと残念。スタートリストも入っていますが、どうしてこう、同じ国の選手をひとっところに集めるんでしょう。男子なんて、ひとつの組が日本選手の中に他国の選手1人とかなってますが、せっかくの国際試合なんだから、孤独に戦うという経験を積ませてもいいのに。補助の関係?なんて、余計なことまで考えが至る。ヒマな観客ですみません。
オーストラリアの黄色いレオタードが目立ちます。2人で仲良くアップしていて、双子みたい。外国選手はだいたい2人で来ていますから、固まってます。が、日本選手はたくさんいるので散らばってます(笑)。あ、田中実奈選手は平均台を独占ですねえ。マイ平均台ですか?いや、たぶん心配な種目だからなのでしょう。そういや、全日ジュニアでも失敗した種目でした。ふと振り返ると、大川真澄選手も観戦に来ております。4年前にはこの大会の種目別ゆかで優勝している彼女(そして「2年前には大杉さんもここにいたのに・・・」と感傷に浸るI君である)。
(コレ、昔の文章を再掲しているので、わけわかんない人がいたらゴメン。I君というのは、この大会を一緒に見に行った大杉美津妃ちゃんファンでした)

女子は5班あるので、1回ごとにお休みの班ができます。で、いきなりロバスニュクのいる班がお休み。跳馬からスタートした日本選手は、奥本恵理選手の9.100が最高(山脇選手は別の班で9.162)でしたが、今年に入って大学生の選手たちが軒並み8点台の種目なので、まずまずです。と思ったら、続いて現れたロバスニュクが軽く9.512をマークし、さすがぁ。と思わせてくれました。
だが。個人総合に関してはロバスニュクは跳馬だけでした。段違いと平均台で落下。
「・・・そっくりさんが来てるのかも」
。というのは冗談ですが、ゆかも内容は濃いものの、ルーマニアの選手に比べるとふらつくシーンがあり。それでも個人総合5位には入りました。
ウクライナの2人もいまいち。そしてなんといっても目立ったのはルーマニア勢の安定感です。オラルー選手のゆかなんて、転びまくり、ラインオーバーしまくりの女子ゆかの中で、本当にジュニアか?と言いたくなる安定感。相変わらず会場にいても得点経過がわかりませんが「1、2位はルーマニアで決まりだね」と噂していたら本当にそうだった。でも、男子は途中経過をアナウンスしてくれたのに、女子はなかった。なぜー。

男子の方はいうと、正面のギャラリーの前列に座ったため、いきなりあん馬とお別れでした。その代わり、鉄棒を見るにはいい位置。コバチや新月面なんて、ジュニアでも当たり前の技なんですかね・・・。ただ、つり輪を見るとやっぱジュニアだわーって感じでした。
ロシアのグレベンコフ選手は15歳!今回参加している日本男子の中では最年少の鈴木章郎選手・重村卓哉選手と同じ。ちなみに、中国のシン・アオウェイ選手も15歳。おそるべしロシア・中国。ただ、日本も高校生のお兄さんたちは、このレベルの中では負けてなかったと思います。

 山脇佳奈ちゃん。今回の最大の目的であります。いや平均台はすばらしかった。こう、ひとつひとつの動作がきびきびしてまして、降りを決めた時は高得点が出るぞってな感じでした。これが、後で聞いたら段違いでアゴを負傷したあとだっていうじゃありませんか。いやー。根性ありますね。
 一方、田中選手は熱心に練習していた種目ですが、ややふらつきが見られ、ここで山脇さんとの差がついたような感じです。もっとも、ゆかの振り付けや細かい部分は田中選手の方が豊かな感じがしましたが。佳奈ちゃんのゆかもすごかったですけどね。タンブリング4本で、それも高難度。さすがに最後は決まりませんでしたが、確かに将来性は抜群という感じがしました。全日本選手権が楽しみです。

 表彰式、案の定男子は中国、女子はルーマニアでした。病院へ直行した佳奈ちゃんは表彰式に現れず(代わりが菅原コーチってゆーのはなぁ・・・笑)。ついでに表彰式のプレゼンターに小幡さつき選手が混じってるのを見つけました。多分そうだと思うけど違ったらすいません。