地元新聞より その後 ( No.1 ) |
- 日時:2008/03/17 20:05
- 名前:元体操経験者・H
- 新体操の話題ですが
日本新体操界の女王、村田由香里さん(26)=宝塚北高-東女体大-日体大院出=が16日、故郷・宝塚で引退演技を披露し、20年の選手生活に区切りをつけた。シドニー、アテネと2度の五輪出場を経験したが、世界の壁は厚かった。「世界で通用する選手を育てたい」-。競技への情熱を次は後進の育成に注ぐ。
村田さんは昨年11月に個人の北京五輪出場を逃したことなどから現役を引退。指導者の道を決意し、今月初めに日体大大学院を終えた。「世界の新体操界ではロシア語が“共通語”」という先進国ロシアでの指導者修業を希望。日本オリンピック委員会(JOC)の海外研修制度に応募した。JOCに認められれば、夏には海を渡るという。
豊富な国際経験を持つ村田さんだからこそ気付いたことがあった。「日本には難度だけではない滑らかさ、ダイナミックさがある。その日本の良さと最先端の技術との両方を伝えられたら」と抱負を語った。
この日の会場、宝塚市立総合体育館は20年前に宝塚サニークラブに出合った運命の場所。演技前からあふれる涙を抑えられなかった。「たくさんの人に支えてもらっていたんだなあと思って…」。曲名「マザーフッド(母)」に合わせた約3分の演技に、ふるさとへの思いを凝縮させた。
柔軟性を重視する競技ルールの改定やけがもあったが、国内トップクラスの力を維持してきた村田さん。同クラブの田名網陽子代表は「あれだけ苦労してきたのだから、いろんな人の気持ちが分かるはず。素晴らしいコーチになってほしい」と教え子にエールを送った。(伊藤大介)
ますますのご健闘をお祈りしています。
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