どうでしょう? ( No.1 ) |
- 日時:2006/11/01 00:54
- 名前:たかこ@管理人
- > 2001年から2003年にかけてのインターハイの上位校の得点の内訳を見ると、
その時期、上位校に鉄棒の得意な選手が多ければそうなるのでは。 逆に2004年には星選手も卒業し、高校生にしてはつり輪得意なメンバーになっている様な(栄は)。 また、得意でも失敗すれば得点は出ないので、結果からだけでは判断できないかも? ・・・と、単純に思うのですが。どうなんでしょう?
> 旧ルールでインターハイを戦っていると、シニアになってから
どうなんでしょう〜。全日本ジュニアは男子も新ルールですが。 2つのルールで同時にやる選手は負担かもしれませんね。 ただ、まだ10点満点のルールで鍛えられた方いいような・・・ ・・・って思ったりもします(私も素人考えですが)。 もちろん、国際大会を見据える選手の指導者は当然、将来も考えて指導されると思いますが。
ところでタイトルにある通り「日本が鉄棒得意な理由」は何でしょうね。 その昔は、あん馬が得意ではないと言われていたらしい日本人選手ですが・・・
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全日本ジュニアと比較してみました ( No.2 ) |
- 日時:2006/11/01 11:29
- 名前:asou
- たかこ@管理人さんコメントありがとうございます。
>その時期、上位校に鉄棒の得意な選手が多ければそうなるのでは。 同時期の全日本ジュニアの成績の方も見てみました。 で、ほとんど顔ぶれが同じはずの上位チームの得点には、インターハイのような「鉄棒優位」が見られないように思います。そして、跳馬が他の種目に比べて高得点になっている傾向があるように思えます。この時期、インターハイに比べて関西の順位がやや高くなっているような?当時在籍していた沖口選手のおかげでしょうか。 適用ルールによって得点の出やすい種目と出にくい種目が違ってくるのではないかという気がしてしまうのです。
>もちろん、国際大会を見据える選手の指導者は当然、将来も考えて指導されると思>いますが。 現場の指導者の方は世界と戦うことを見据えてらっしゃると思うのですが、もし、学校側が「まずインターハイの団体を」と要望していて、それが足枷にならないといいなと・・老婆心ですけど。
>その昔は、あん馬が得意ではないと言われていたらしい日本人選手ですが・・・ 中国と戦うことを考えると、遅れをとってしまっているような・・逆に、中国選手はあまり鉄棒が得意でないという理由も謎ですね。中国女子も今回、段違い平行棒の決勝進出者が出なかったですけど、関係あるのでしょうか?
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リスクへの対処 ( No.3 ) |
- 日時:2006/11/01 14:12
- 名前:じむきち
- 横からごめんなさい。ちょっと気になったもので。
鉄棒とあん馬はどちらも大きな筋力を伴わず、巧ち性(器用さ)が要求され、しかも「落下」というリスクが高いという点で共通しています。ただ、基礎技の系統という点で見ると、あん馬のほうが鉄棒よりも単純な構造に思えます。
昔から中国チームは団体戦などを振り返ると、「ミスをひきずる」「総崩れになる」ような精神的な弱さがあるように思えます。 基礎系統の単純なあん馬のリスクに対しては「床面での旋回○百回」などという、圧倒的な練習量によって育まれる旋回力で「攻め」に対応できていますが、「車輪○百回」で対処できない鉄棒には「守り(リスクを負わない)」という方向でしか対処できていないように見えます。 中国体操チームが世界にデビューしてからの数十年、鉄棒の特に「手放し技の大技」では「勝ちパターン」よりも「負けパターン」を多く経験してきたからではないでしょうか?
中国ほど練習量の確保できない日本は、「経済的かつ繊細で緻密な練習の積み重ね」と、伝統的にあった「追い詰められたときの精神的強さ」をたゆまず進化させてきたのだと思います。鉄棒など、難度こそ世界一ではないにせよ、必要な技のリスクをきちんと背負ってバラエティーよく構成し、なおかつ「世界一の実施」を実現しているのですから、絶賛されて当然ですよね。
・・・新ルールによって日本には「質」よりも「量(筋力や難度)」の課題が増えてきたのかもしれません。
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私も疑問を感じていました ( No.4 ) |
- 日時:2006/11/01 21:19
- 名前:ジョージア
- 私もちょっと失礼します。なぜ中国の鉄棒は弱くなったのかという疑問を持っていたところ、ここのレスをみたもので。
日本の鉄棒のレベルは時間軸の進行とともに上昇してきた印象がある一方で、中国は明らかに相対的な競技力が落ちてきているからです。(私の持つ印象ですが) 過去中国は世界最高レベルの鉄棒の名手を多く輩出してきました。よく話題に出る童非の後も許志強、楊岳山、李敬、李春陽、李小双と難度、技術共に秀でた選手がしばらく続いていました。そのまま上昇曲線を続けていれば現在の日本のレベルの更に上を行っているはずが・・・いったいなぜなのか?
6−3−3制の団体のエントリーでは得意種目が噛み合わない場合、今回のオーフスのように鉄棒でメンバーがそろわない状況は起こりえますが、ここ10年近くローカルの大会においても鉄棒の強い選手が記憶にないのが不思議なんですよね。 塚原選手のコーチだった呉コーチの指導法からも基礎を最重要視するトレーニング哲学が伺え、中国の選手育成法に穴があるとは思えないだけに・・・。
じむきちさんの書かれた「リスクへの対応」には大きくうなずけるものがあります。やはりそういうことなのですかね??
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ありがとうございます ( No.5 ) |
- 日時:2006/11/02 00:49
- 名前:asou
- じむきちさん、ジョージアさん、ありがとうございます。
量と質、リスクへの対応の話、女子体操の段違い平行棒にあてはめるとわかるような気がしました。 女子の体操って脚力勝負という印象を持っていたのですが、「練習量」がそのまま反映されるような気がします。中国女子ってとにかく練習量が半端じゃなさそうですし。でも段違い平行棒で脚力が問われるのは、最後の着地だけ。練習量でコントロールできる部分が少ないのは男子の鉄棒と同様のように思えます。 比較して、日本の黒田選手は床・跳馬が苦手で、脚力が弱点のように思えます。 女子で脚力が弱いのはかなりのハンデだと思うのですが、段違い平行棒に活路を見出し、世界と戦えるレベルに・・中国女子と対極にいるように思えます。
>・・・新ルールによって日本には「質」よりも「量(筋力や難度)」の課題が増え >てきたのかもしれません。 男子も、以前から脚力が弱いのが課題と言われていたように思いますが、今度のルールでクローズアップされてきたような気がします。今までは脚力があまり強くなくても、他の部分で補えていたように思えたのですが・・ 個人的には、物量勝負みたいな体操もなんだかなあと思ってしまうのですが・・
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昔からの訳 ( No.6 ) |
- 日時:2006/11/04 19:09
- 名前:マジャール好き
- 昔、何かの記事で見たのですが、ドイツの体操の指導者が、日本の学校を見て、全ての学校の校庭に鉄棒があるということに大変驚かれたそうです、昔からあったので当たり前のように思ってましたが、他国では珍しいことのようです、こんなことが定着して日本人にとって鉄棒が身近なものになっていたからではないでしょうか。
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学校の鉄棒は今 ( No.7 ) |
- 日時:2006/11/04 19:44
- 名前:asou
- 危険だとの理由で撤去されているそうです。
子供の頃、体育が苦手で逆上がりや跳び箱のできなかった私にとって、器械体操の時間は苦痛でしたが、鉄棒そのものが学校から消えていったり、マット運動などの時間が減っているというのは淋しい気がします。元記事がリンク切れになっていますが↓ http://72.14.235.104/search?q=cache:err5Ttmfr1EJ:www.asahiguma.com/try/syouron/ron-041206-q.html+%E9%89%84%E6%A3%92%E3%80%80%E5%AF%8C%E5%9B%BD%E5%BC%B7%E5%85%B5&hl=ja&gl=jp&ct=clnk&cd=5
ところで、学校の庭にある鉄棒は軍事教練の一環だと聞いたことがあるのですが、 本当でしょうか?将来、兵隊さんになったときに銃を持つ力をつけるために、懸垂をするためだ、というのですが・・
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子供の運動能力低下 ( No.8 ) |
- 日時:2006/11/06 20:47
- 名前:たかこ@管理人
- 鉄棒が危ないといったら、跳び箱なんてとても・・・ですね。
ちなみに私が子供の頃は高鉄棒ありました、小学校に。 体力測定の懸垂、女子は低鉄棒だったので、 男子は気の毒だなぁと思ったりもしたもんですが。 高鉄棒を撤去したのは、懸垂が辛かった人たちだったりして(笑)。
鉄棒とは直接関係ないですが、このようなニュースもあります。 http://cache.yahoofs.jp/search/cache?p=www.saitama-np.co.jp%2Fnews10%2F28%2F01x.html&ei=UTF-8&fr=top_v2&x=wrt&meta=vc%3D&u=www.saitama-np.co.jp/news10/28/01x.html&d=W_0axJIFNs_A&icp=1&.intl=jp
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鉄棒って、手が痛くなる種目。 ( No.9 ) |
- 日時:2006/11/07 00:32
- 名前:じむきち
- URL:http://www13.ocn.ne.jp/~gymkichi/
- 体操の父・ヤーンが1811年(?)に作った運動場では軍事教練は禁止されていたとか。・・・そんなことおかまいなしに、日本では富国強兵のための体作りに鉄棒や体操が役立っていたということになりますね。
さて「日本は鉄棒が得意で、中国は鉄棒が不得手な理由」への考察、その2。
以前質問掲示板の中の話題でも触れたことがありましたが、李小双がデビューして間もない頃の話。 たしか日本で開催された小さな国際試合だったと思いますが、鉄棒の演技中に手の皮が剥けてしまい、李小双は途中で演技をやめてしまったことがあるはずです。
鉄棒が苦手な私にとって、鉄棒は最も「痛い」種目でした。 手の皮が剥けても先輩に「そんなのタンマ擦りこんどきゃ平気だよ!」と怒鳴られ、鉄棒を真っ赤に染めながら泣く泣く練習したクチでしたので、「おいおい、中国のジュニア教育はそんなにヤワなのかよ〜!日本じゃぜったい許されないよ」とびっくりした覚えがあります。 ・・・日本人は古来、苦痛や出血をおして(隠して)努力することを「美徳」ととらえているのかもしれません。「血涙」とか大好きですもんね(私も)。
その点、中国はどうでしょう?「旋回500回」とか「倒立10分間」とか気の遠くなるようなメニューに慣れている割に、ケガでの苦痛や失敗による気持ちの落ち込みは日本人よりストレートに顔に出る選手が多いような気がします。「痛がる李寧、がっかりする李敬」とかが頭に浮かぶ私は変?f(^^;)
・・・「リスクへの対処の差」に加えて「痛みへの対処の差」、という説を挙げてみました(笑)
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ベルギー国際の鉄棒決勝で ( No.10 ) |
- 日時:2006/11/08 00:06
- 名前:asou
- スイスのサガー選手がやっぱり手の皮が剥けて、カッターで処理していました。
会場内のスクリーンに大写しになって、お客さんが「うわーっ」となっていました。 最後まで演技を通されてましたが、不本意なものになってしまったようでした。 鉄棒が一番「痛い」のですね。平行棒あたりかなと思っていました。
>たかこ@管理人さん 体育専任講師のいるいないって、もしかしたら自治体によるのかもしれないです。 一年から四年まで在籍していた小学校では、体育専任の先生がいたような記憶が・・もううろ覚えですが、高学年の男子を担当していたような・・自信がないんですが。 ある学年になると図工・音楽・家庭科は専任の先生に教わったように思います。 高学年になると、特に体育は担任の先生が異性の子供に教えるよりも、選任の先生にお願いした方がいいかもしれないですね。
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