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倒立
日時:2007/06/03 01:07
名前:もんた
あの倒立をするときに、必ず体がそっちゃうんですよ。このくせをなおすにはどうすればいいんですか?

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段階的に(1) ( No.1 )
日時:2007/06/03 07:27
名前:元体操経験者・H
倒立で胸が反る、身体が反る事は、初心者に多く見受けられます。
倒立の練習をする時に、いきなり壁に向かって(頼って)倒立をすると、必ず頸反射により、顔は起き、身体は反ってと言うふうに、体操競技では一番良くない形におさまります。

しかし、これは人間生まれてからの防衛本能から出ている自然な形で、顔を上げる事によって床を見て、自分の位置を確認し、その状態を保持したまま倒立をすると必ず反りますが、一般の人から見れば、それが一番やり易い倒立(逆立ち)の形となるのです。

体操競技においても、過去はこのように反った形を評価する時代がありましたが、技術革新によって段々と現在の様な真っ直ぐな倒立が、最も技をする上で有効であり且つ美しい形と変わりました。

余談はこれぐらいにして、まず真っ直ぐと立って、両手を前に出し、思いっ切り背伸びする様に、この両手を前に押す様なイメージのままで、両手を頭の上にまでゆっくり運びます。

倒立の反れる人は必ずこの運動をすると、ある部分で胸や腰が前に出てくると思います。
その胸や腰が出てきた部分から先、倒立までが、身体を反る、胸が落ちる部分ですので、この部分を集中的に鍛えます。

先にやった両手上げの運動での胸が落ちる肩の角度を覚えておいて、足を補助台や跳び箱で支え、その肩角度の位置の腕立ての姿勢をつくり、この部分で胸をふくむ練習を繰り返し行います。

そして、そこが出来れば徐々に足を上に上げて行けば、最終的に倒立位置まで胸のふくんだ真っ直ぐな倒立が出来ます。

コンパネ一枚あれば、この上に寝て同じようにコンパネを床に寝かせてうつ伏せ寝で寝て、両手を頭上に挙げ、この時に「肘、肩、胸、腹、腰、足」の全てがコンパネに着く様にします。
段階的に(2) ( No.2 )
日時:2007/06/03 07:42
名前:元体操経験者・H
この状態から床に手を着き、コンパネを徐々に上げると、ある位置で先程の「」内の部位の一部分がコンパネから外れて浮く様になります。
その位置から先、倒立までが、その浮いた部分が落ちている(反っている)または柔軟が無い事になりますので、コンパネを徐々に上げて「」内の部位がコンパネから浮いた部分で、まずはその部分でも部位をコンパネに着けたまま寝る事が出来る様に強く床を押す、浮いた部分の柔軟性を強化する訓練が必要でしょう。

この様にすれば、倒立部分まで反らずに倒立を覚えると同時に、身体のしめも覚えられますので有効です。

これと平行してお腹の部分を壁側に向かっての壁倒立をします。
この時にも先程の「床を強く押す」事を考えて実施し、最初は壁面から20cmぐらいの所に手をついて、徐々に手を壁に近くして行き、最終的に手のひらの付け根が壁に着く部分(これが目標)でも倒立が出来る様にします。

逆に背を壁側に向ける倒立では、最初は5cm(これが最大)の位置に手をついて倒立し、徐々に指先を壁に近づけて、最終的には壁面に指先のついた(これが目標)倒立を行う様にしますが、いずれの倒立も、手のひらの付け根が壁に着く様になる位置や指先が壁について倒立を支えられる様になる為には、全身のしめは無論の事、特に肩の柔軟を積極的に採り入れて、段階的に倒立の練習をしましょう!頑張ってください。
もんた ( No.3 )
日時:2007/06/07 09:12
名前:
どうも長いご説明ありがとうございます。がんばります。

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