私の書いたレスですね(笑) ( No.1 ) |
- 日時:2007/02/21 00:21
- 名前:元体操経験者・H
- >とかいてあるのですが、逆リアとはどのような動きなのでしょうか?
また逆リアということは普通のリアもあるんですか?
まずあん馬のシュテクリは解りますか? これは、あん部から馬端へリア(正確にはリアボルト)、馬端部からあん部にリアで帰ってくる技です。良く高校規定にも採用されますので、お解りだとは思いますが? トラムローは横移動から後半、馬端からあん部にリアで帰って来る技です。
この2つの技を構成している要素が、リア(リアーとも言う)なのです。
では、ここで書いた逆リア、これは下向き転向(伏臥)は解りますか? この捌きで、あん部(ポメル)上で両手支持の伏せ姿勢にならずに、身体を外に逃がす様にして片手軸に乗せて、あん部から馬端部に出るのが逆リアです。
この時のスレッドは開脚旋回から倒立に持ち込む技でしたが、要は最近のあん馬の演技で流行しているあん部から、逆リアをして馬端部で倒立になって下りる技、この捌きを床に応用すると言う話しです。
この技は旧ソ連のビロゼルチェフ選手が得意とし、その後一流選手の下りに利用される機会が多くなりました。今では倒立になった後、もう1/2ひねって下りたり(冨田選手の下り)、開脚倒立で回転して下りるのが主流となっています。
お解りになりましたでしょうか?リアは上向き半転向移動、逆リアは下向き半転向移動を示します。
ちなみに、あん部正面支持の状態から、一気に馬端部の正面支持に転向する技は、伏せリアと言います。
こう考えると、片手軸上で転向する技の総称を「リア」と称している様に考えます。
今、流行のメリーゴーランドは、軸手を変えずにこのリアで1回転する技の事です。(技に入る前の軸手の握りを変えるところにご注目)
http://kamiwazaworld.up.seesaa.net/image/Super20F20Circle.wmv
このビデオは、メリーゴーランド(リアの全転向)から直接ポメル上の旋回に繋いでいる凄い技です。
将来、マジャール移動からの複合も考えられるでしょう!ご参考まで。
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ありがとうございます ( No.2 ) |
- 日時:2007/02/24 01:12
- 名前:robin
- そうなんですかー。。
開脚旋回から倒立旋回にあげるコツみたいなの教えてもらってえますか??
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胸のすかし ( No.3 ) |
- 日時:2007/02/24 11:19
- 名前:元体操経験者・H
- >開脚旋回から倒立旋回にあげるコツみたいなの教えてもらってえますか??
私は、現役選手で無いので、教える立場ですが、前述の逆リアで、開脚旋回で倒立にあげる旋回の初めから、逆リアを意識して、足が前に出た後に、抜きの部分で、逆リアをする一の手(初めに床に手を着く手)を軸として、床を強く押して、この手に体重を移動しつつ、胸をすかし(ふくむ)て、脇を開ければ腰、足の位置が上昇します。(ふところを広く保つ)
この捌きの後に、二の手(後で着く手)で平行棒の逆移行の様に、腕を引いて床に手を着けば、倒立で回転する捌きに入れます。(もぐる様なイメージ)
なお、これは開脚旋回の質のあまり良くない私が行っていた捌きで、足の左右開脚度が広く、身体が一直線で、脇が出てスピードのある肖欽選手や鹿島選手の様な、開脚旋回では、この捌きを使用しなくとも、全ての開脚旋回の後ろの部分で、既に倒立に近い位置まで腰があがっていますので、何の苦労も無く、簡単に倒立にあげる事が出来ます。(と、言うか開脚旋回の流れの中で倒立近くを経過します)
まだ若いJr選手等は、将来の為、まずは旋回の質をあげる事を優先させた方が良いでしょうね! 私は昔の人間ですので、丁度ビロゼルチェフが開脚旋回から倒立に上げた頃から、この技に取り組んだので、逆リアの捌きで上げていましたが、過去レスの冒頭にも書いた様にあん馬や床の旋回の質が良い物であれば、この様な捌きを使わなくとも、倒立に上げられる。それも何の苦労も無く!
だから、「旋回の質が命」これは将来、技をしたい人程、技を優先するのでは無く、まずは完璧な旋回を覚える事!これに尽きるでしょう。
http://kamiwazaworld.up.seesaa.net/image/Sasha20Artemev20200520Cottbus20Pommel20Horse.wmv
この選手の開脚旋回を見てください。 ついにあん馬上でゴゴラーゼをする時代に突入しました。これが良い旋回の質の選手の捌きです。
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あのすみませんが… ( No.4 ) |
- 日時:2007/02/24 16:35
- 名前:ニッチ
- 開脚旋回自体のこつとかありますか?
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図示で ( No.5 ) |
- 日時:2007/02/24 17:03
- 名前:元体操経験者・H
- http://bbs1.whocares.jp/bb/view;jsessionid=C063B2D1CAD35197E8D05A1AD777A79B?bbn=gymkichi&cid=46&ccid=63&vt=1&pg=0
友人のサイトから
言葉で説明するのは難しいので、こちらのサイトを見てください。 説明も友人がされていますので、こちらを参考にしてください。
なお、コツと言うか?足の左右開脚度は、もろに開脚旋回の大きさ自体に影響しますので左右開脚の柔軟は毎日のトレーニングに採り入れてください。
また、開脚旋回の由来は、アメリカのトーマス選手が両足旋回の腰の切り返しを鋭く行う為に、練習に採り入れていた物が、技として認められたものです。(なのでトーマス旋回とも言われています)
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