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練習中のアイシングは?
日時:2006/07/04 18:21
名前:ヒラトリ
高校で体操部の指導をしています。

手首や肘を故障している部員が多く、器具にさわるまでの
合間に氷のうでアイシングをしています。
冷やすと痛みが鈍化するような気もするのですが、せっかく
温まってきた部分を冷やすのはどうなのでしょうか?

その辺の知識が無いので、指導ができません…。
どなたかご教授いただければ幸いです。

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アイシングについて ( No.1 )
日時:2006/07/05 18:40
名前:匿名希望
 自分の高校時代の先輩に、練習中に氷水をかけながら練習している先輩がいました。腱鞘炎のため手首〜腕あたりに力が入らなくなるそうで、試合が近いからつめた練習をしていたせいでしょうか?全国レベルの選手というわけではありませんでしたが、練習熱心で県の総体でも優勝する実力の人でした。
 中途半端な例かもしれませんが、この例のように即ケガにつながるから避けるべきだというわけでもない気がします。本人の感覚の問題ではないかと思います。冷やして練習する方が調子がよいのならそれでもよいのではないでしょうか?
 ただ、一般に普及している正しいアイシングの仕方としては、練習後に血管の収縮作用を利用して血流をコントロールし、練習の疲れを早くとる又は小規模な内出血の広がりを極力抑え回復を早める、炎症の広がりを抑えるなどの効果を目的としているようです。
 これから筋運動を行うにあたり、血流を抑制するのは筋肉の運動を阻害する原因になります。血が回らず酸素が届かなければ筋肉は乳酸がたまり動けなくなります。体操は無酸素運動だと言いますが、本当の無酸素状態でエネルギーを作り出せるのは41秒が限界です。あん馬でサークルをしている間も呼吸はしています。すくなくとも1/3くらいは酸素を必要とする有酸素運動ではないでしょうか。
つづく
アイシングについてのつづき ( No.2 )
日時:2006/07/05 18:41
名前:匿名希望
 こんな観点から見れば、血行を阻害する→酸素の供給を妨げるようなアイシングは練習前、練習中には避けるべきだといえます。
 ですがアイシングにより血行を妨げるには、練習後に行う一般的なアイシングが10〜15分間隔であることを考えても最低5分以上は安静にして同じ箇所を冷やし続ける必要があるのではないでしょうか?この辺は知識がないので的確ではありませんが…m(_ _)m
故に『たぶん、5分以上同じ箇所を運動せずに冷やし続けるとなると練習に悪影響が出る!!(力が入らない、だるい感じ、感覚の麻痺etc…)』みたいな結論が導かれると思います。
 冷やすことで冷たくて気持ちいい♪のは夏場特有のもの。
 冷やすことで痛みがちょっと軽くなるといったアイシングはアイシングとは考えず、むしろ消炎鎮痛効果を期待した行為ではないかと考えてはどうでしょうか。練習中に冷たい水を飲んだり、サッカーなどの試合中に頭から水をかぶったりする感覚だと私は思います。生徒に聞かれて指導するとしたら、本人の感覚にまかせて、やりすぎずニネ。という感じが妥当ではないでしょうか。
 ちなみに自分は専門家としてアイシングについて日夜研究しているわけではないので、当然、これが正解といった正しい理論ではありません。ネット上の情報なので、参考にとどめてもらえたら幸いと思います。
 やっぱり気になるのでしたら国際スポーツ学会などの論文を調べてみるのが究極の正解に近づける方法だと思います。
ありがとうございます ( No.3 )
日時:2006/07/05 19:43
名前:ヒラトリ
匿名希望様
 ご回答ありがとうございます。
 ネットでいろいろ検索してみたのですが、やはり練習後のアイシングの
 記述しか出てきませんでした…。

 練習中に冷やすというのは、「麻痺による痛み緩和」という感じですね。
 一度本人に、効果の程を確認してみたいと思います。
 
 貴重なご意見、ありがとうございました。

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