倒立回転 ( No.1 ) |
- 日時:2006/06/04 13:06
- 名前:元体操経験者
- 俗に言う後方ブリッジは後方倒立回転(前方ブリッジ=前方倒立回転、側転=側方倒立回転)が正式名称です。
質問の後方倒立回転は女子の後方倒立回転で足を閉じた実施の事でしょうか? 後方倒立回転や前方倒立回転には、腰の柔軟は欠かせません。 ジュニアでは正座をしたところから腰を伸ばして正座立ちし、ここから後ろに反って徐々に腰を柔らかくしていきます。年少の子供には後ろにイスを置いてあげる等して、そのイスの上にあるぬいぐるみを取ってくる等して興味付けを行いますが、この練習は長い月日を要します。 両足を閉じた後方倒立回転は、基礎として片足ずつ開脚した普通の後方倒立回転が出来る人だけが実施出来る技でしょう。 また、そのやり方次第でも難しさは全く異なります。 単に倒立を経過して回るだけなら、そう難しくは無いですが、足を蹴った瞬間からあごを閉じて足を閉じて肩を入れた倒立となり、ここから引っ張って倒立に戻す様な実施では非常に難しい物となります。しかし、これをやっとけば倒立の修正幅が広くなるので、私はこのやり方で指導していました。 後方倒立回転と言ってもやり方次第では非常に簡単になったり、難しくなったりします。体操の技が奥が深いと言われる由縁は、この様に捌き一つで難易度が全く変わるからであり、そこが体操の面白い所だと私は思っています。
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追加留意事項 ( No.2 ) |
- 日時:2006/06/04 13:45
- 名前:元体操経験者
- 上の正座直立からのブリッジで、実施する場合は必ず手は常に頭の上にある事が大切です。良くあるパターンとして起きあがる時に手を横にしたり下ろしたりする場合がありますが、これでは腰を曲げて起きあがった時に、正しい正座直立姿勢に戻れません。必ず手を上に置き、起きあがる時も出来るだけ手の位置が遠く(背伸びをするように遠く)起きあがってくる動作が理想です。
近くを通って起きあがると腰が折れて、正座直立に戻った時に腰が折れてしまいます。これでは正しい動作とは言えません。この練習は後方倒立回転と前方倒立回転に必要な腰の柔軟と緊張性を同時に覚えてしまおうと言う事が目的です。 単なる後方倒立回転では腰の柔軟さえあれば形は作れますが、体操競技としてのそれには、腰の柔軟に加え、胸の柔軟、肩の柔軟が必要です。
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レスありがとうございます ( No.3 ) |
- 日時:2006/06/04 14:38
- 名前:パエル
- そうですか。
僕の場合、ブリッジ状態から足が上がらず倒立状態までまだもっていけません。 やっぱりまだ腰の柔軟が甘いんでしょうか?
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追記 ( No.4 ) |
- 日時:2006/06/04 15:04
- 名前:パエル
- あ、あと柔軟って「毎日やるより1日か2日おきにやったほうがいい」って聞いたことがあるんですが本当ですか?
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柔軟は ( No.5 ) |
- 日時:2006/06/04 15:56
- 名前:元体操経験者
- ブリッジでの柔軟はジュニアから始めた女の子で特に柔らかい場合、足と手の着く位置がほぼ同等の位置にあり、腰を高く保った位置にあります。(勿論足を割らないで閉じた状態で)
上級者は足で床を蹴らなくても、肩を入れて引っ張る事により、倒立まで持っていく技能を持っている人もいます。 この様な人は単に腰が柔らかいのでは無く、首から下の胸、腰に至るまでの背骨が非常に柔らかい状態になっています。女子の場合はこれを理想にすべきでしょうが、男子の場合、過去の中学規定に後方倒立回転が採用された時期がありましたが、そこまでの技能を求める事も無いと思います。 男子選手で言えばジュニアからやっている上級の人は後方倒立回転が出来るでしょうが、普通一般に体操を習っている人は出来ない人の方が多いでしょうから、腰が硬いと悲観する事も無いでしょう。但し腰の柔軟(胸の柔軟も)はすべきです。>あと柔軟って「毎日やるより1日か2日おきにやったほうがいい」って聞いたことがあるんですが本当ですか? 私は、柔軟と言うものは毎日やってこそ効果の出るものと思います。補強と柔軟、このあたりは毎日体操選手ならば採り入れて、本科の種目練習と同レベルで重要視するクラブは必ず強くなっていますから、この理論には私は賛成出来ません。ただ、柔軟と言うものは強い負荷をかければ柔らかくなるのではありません。逆に筋肉がこわばりますので、逆効果ですし筋も痛めます。毎日徐々に負荷を増やしていく方法で練習してみてください。
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栄高校の日程から ( No.6 ) |
- 日時:2006/06/04 15:51
- 名前:元体操経験者
- http://www.saitamasakae-h.ed.jp/~taiso-m/index.html
一例として埼玉栄高校のHPです。 練習日程を見てください。 補強・柔軟として採り入れられている日が多い事に気づくでしょう。 ただ、技の練習の時も全く柔軟や補強をしていない訳では無いと考えます。 軽い負荷の柔軟や演技に必要な柔軟は毎日練習前に採り入れているでしょうし、ここに上がっている柔軟・補強と言う日は、特別な強負荷の柔軟や補強を採り入れて、今の吊り輪等に対応する身体づくりをしている日だと思って見ています。特に長い日は、補強・柔軟だけに6時間も費やしています。 この辺が栄高校の強さの秘訣と思っています。
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わかりました! ( No.7 ) |
- 日時:2006/06/06 22:13
- 名前:パエル
- わかりました。
頑張ってみます、ありがとうござました!
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