開脚旋回の質によって ( No.1 ) |
- 日時:2006/01/29 11:29
- 名前:元体操経験者
- 現代の開脚旋回の究極は、Jrから始めた選手は、後ろ部分は何時でも倒立に上げられる様な腰高で開脚角度が180度近くある旋回を体操選手は目標としていますが、社会人から始めた人やブレイクをしている人に、そこまでの柔軟性を要求するのは無理な話ですので、少し前の捌きを書きます。
体操で逆リアと呼ばれる動きがあるのですが、これは一の手(最初についた手)の方を軸として、抜きの際に二の手を床につかずに、旋回の方向に半転向する技(あん馬で言えばポメル部から馬端に出る技)なのですが、この技術を開脚旋回中に導入して、抜きの際に強く一の手を押して、胸をふくむようにして、懐を大きく取って倒立になる捌きをします。この下り方はあん馬の演技でも、現在でもしばしば見られますので、よく観察してください。これで倒立になった後、倒立位で回転します。この捌きでやれば、開脚旋回から倒立が一つの流れで途切れずに行えますが、体操をやった事のない人にとっては、難しく多少時間がかかるか?も知れません。しかし、開脚旋回を後ろで止めてしんぴ倒立の応用で力で倒立に上げてから回る方法は、倒立にはなれますが、後の倒立での回転が、まるで移行の様に遅い捌きとなり、開脚旋回からの流れで倒立になったように見えません。どちらを選択するか?はあなた次第ですが、前者は相当体操に取り組まないと出来ない様な気がします。
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倒立だけなら ( No.2 ) |
- 日時:2006/01/29 20:17
- 名前:元体操経験者
- 倒立になる事が目標なら、一の手を着く際に腰の重心を一の手の方向にややずらせて、前で出た方の足を低く抑え、その反動で抜きの際に腰を高くつり上げる方法もあります。但しこの方法は、あん馬での倒立降りでの方法ですので、あん馬では有効ですが、床で使えるか?どうか?(汗)
床であん馬の様に足を低く回す事が出来るか?私は試した事がありませんので何とも言えませんが、私は逆リアの方法で、倒立へ上げていましたので。 いずれの方法にしても、倒立に上げる為には、入れの部分から既に倒立に上げる意識を先行させる必要があります。ちょっと難しいか?も知れませんが、体操選手は技に入る以前からその技の意識を先行させて行います。旋回の抜きの部分で意識するのでは既に遅く、入れの部分から抜きでどういう動きをするのか?と言った先行の意識が必要な技と言えるでしょう。
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