トップページ > 過去ログ > 記事閲覧
平行棒のワタナベについて
日時:2005/11/26 01:26
名前:licky
世界選手権の富田選手の平行棒の演技を見ていてアームモリスエが新しく演技構成の中に入っていましたね。それを見て今から20年程前大和銀行の渡辺選手が平行棒で腕支持から後方宙返り半捻りをして腕支持をする「ワタナベ」という技をしていたのを思い出しました。本来は支持をするところが失敗して腕支持になってしまった演技が「ワタナベ」となったと聞いていますが、最近行っている選手が見当たりませんが何難度に位置付けられているのでしょうか?平行棒の「グシケン」と同じで当時でも本人以外に演技をする人を見たことがありません。どちらもとても好きな演技だったのですが、今では難度が下がって構成に取り入れる選手がいないのがさびしいです。

Page: 1 |

Re: 平行棒のワタナベについて ( No.1 )
日時:2005/11/26 17:27
名前:ちゃ
ワタナベ?って初めて聞きました!じぶん、まだまだ甘いっす。グシケンの抱え込みバージョンですか?
ちなみに関係無いんですがアームライヘルトはCに格下げされてマイナーになっちゃいましたが私は結構好きです!
Re: 平行棒のワタナベについて ( No.2 )
日時:2005/11/26 17:34
名前:元体操経験者
今、新難度表を見てきましたが、アームからの後方宙返り系は、開脚宙返りカットは残っているものの、その次はいきなりドミトリエンコまで飛んでしまってますね(汗)先日もどこかで書きましたが、この時代にこの技があって、現在はそれが進化してこの技があるという、体操の発展の歴史があると思うのですが、ある方が言われていましたが「難度表は体操の技の博物館では無い」
でも、私はやはりその当時の選手の偉業があって、現在の技という事を常々思っています。難度表から削除され、実施する人もいなくなるのは本当に寂しい限りです。「ワタナベ」は削除された様ですね。残念です。
でも、具志堅先生の「グシケン」は新ルールになっても残っています。
国際大会や日本の主要な大会では見られなくとも、どこかの地方の大会でも、歴史のある技を継承してもらいたい物です。
Re: 平行棒のワタナベについて ( No.3 )
日時:2005/11/26 18:02
名前:元体操経験者
参考までに「ワタナベ」は1997年版ルールでC、支持するとDでしたね!
より難しい技が出ると、その基礎となっていた動きや、そこから派生した技は削除の運命をたどっている様ですが、前にも書きましたが「たとえAでも良いから難度表の隅に記載してほしいものです」
実際、スレ主様をはじめ、私達の年代の頃の技は、既に削除され、本当に主軸となっている技(鉄棒の場合は移行やツイスト、正逆のシート等)だけが、かろうじて技の幹として残っているのが現代のルールだと思っています。
これでは、初心者の人はどの技から取り組めば良いか?解らないでしょう。
ルールは決して国際大会や日本の主要大会に出場する人の為だけにあるのでは無いのですから...
Re: 平行棒のワタナベについて ( No.4 )
日時:2005/11/26 21:22
名前:NASKA
ワタナベは新ルールにも残されてますよ。グループUの8番でB難度に設定されてます。実は2001年版で既にB難度に格下げされていました。そして、ワタナベ支持は削除されていました。それがそのまま新ルールに適用されている感じです。

ワタナベやワタナベ支持は私も渡辺光昭さん以外に実施した選手を見た事がありませんが、グシケンは結構いましたよ。私が記憶してるだけでも、過去に近藤重晃さん、知念孝さん、中村仁一さん、松永政行さん、相原豊さんの実施を覚えています。松永さんはバルセロナ五輪ではグシケン支持を見事に捌く熟練振りを見せていました。他国の選手はどうかというと、グシケン支持を旧ソ連のビタリー・マリニチ選手が実施した以外、実は見た事がないのです。何となく日本のオリジナル技のような印象がありますね。

ワタナベについて少し気になったので過去の採点規則を見てみましたが、1989年版は支持の技の方にワタナベと明記されていて、1993年版には腕支持と支持の両方に、1997年版は腕支持のみの明記で支持の技は名前が消え、2001年版ではワタナベという名前が完全に消えて腕支持の技だけが残り、支持の技が削除されて、2006年版では腕支持の技に再び名前が復活…一体どういう基準で設定されているのか、全く解りませんね(笑)
Re: 平行棒のワタナベについて ( No.5 )
日時:2005/11/26 22:22
名前:元体操経験者
NASKAさん、自分の見落としでした(汗)
そうですね!Bで腕支持残っていますね!でも、何故支持が消えたのか???
Re: 平行棒のワタナベについて ( No.6 )
日時:2005/11/27 03:14
名前:licky
元体操経験者様NASKA様早速お返事ありがとうございます。今ではB難度なんですね・・・そう考えるとそれ以前のロス五輪に発表された平行棒の「モリスエ」は今だに加点の対象として演技構成の中に取り入れられたのを考えるとすごい技ですね!
ついでにご存知でしたら教えてください。平行棒の「タナカ」は何難度になっていますか?田中選手以外に実施した選手はご存知ですか?
Re: 平行棒のワタナベについて ( No.7 )
日時:2005/11/27 10:46
名前:NASKA
タナカは1997年版でsE、2001年版でE難度です。運動形態を考えればsEでもおかしくないですが、2001年版で何故か格下げされ、同じE難度でも、習熟度や成功率を考えたらベーレの方が良いという理由からなのでしょうか、今では誰も実施しなくなりました。けど新ルールではF難度に設定されてますので、もしかしたら今後実施する選手が現れるかも知れませんね。

タナカを田中選手以外に実施したのは岩井則賢選手です。1996年全日本で本家を上回る見事な捌きでした。シドニー五輪でも団体予選で成功させてます。私が知っているのはこの2選手だけです。
Re: 平行棒のワタナベについて ( No.8 )
日時:2005/11/27 12:18
名前:k、m
実際に見てませんが、田中選手が発表されるのと同じくらいにどこかの選手が発表され、最初別の名前がつきそうになりましたよね?たしか
Re: 平行棒のワタナベについて ( No.9 )
日時:2005/11/28 00:17
名前:NASKA
『コルテス』ですね。スペインの選手でしたが、いつ発表したのかは不明です。「五輪で発表した田中選手の名前にするのが当然だ」という日本の抗議が受け入れられて、正式発行前に変更されました。

Page: 1 |