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平均台での怪我
日時:2005/03/22 12:11
名前:クンちゃん   <kknskd@tree.odn.de.jp>
 時々拝見させて頂いております。娘(中3)、平均台での技の途中(後方宙返り等)でよく自分の足を踏んでしまうようで、足をパンパンに腫らして帰ってきます。何か解消できる方法などあるでしょうか。皆様にも同じことがあるのでしょうか。

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Re: 平均台での怪我 ( No.3 )
日時:2005/03/22 14:52
名前:元体操経験者
宙返りの着地の先取り(早く回って平均台を確実に捉えて着地に入る)が、出来ていないのかと思いましたが、試合前に起こるという事、及び通しの際に起こると言う事は、メンタルな部分が調整できていない。及び通しの疲れの中でする宙返りは
単発で行うそれと、状況的に全く異なる事があります。
これを克服する為には、常に試合に挑んでいる気持ちで練習をする。または可能ならば練習環境を変えて平均台の練習をする等々ありますが、女子の平均台は男子のあん馬と等しく、練習にて出来ていても、試合において成功するとは言い切れないものがある訳です。これを試合においても成功させる為には、日々の練習において、メンタルな部分まで追い込んだ気持ちを持って練習する事。「自分は絶対100やって100回成功する」と言う気持ちのトレーニングが出来るまで、練習を繰り返す事が大切です。また、通しも試合期のみするのではなく、1週間に1度はOFF期においても実施し、演技続行能力を高める事も重要です。
一般的にアドバイスできる事は、宙返りは手を振り上げて踏み切った後、出来るだけ早くお尻を回転させ、着地を先取り出来る宙返りをする事ですが、この踏み切り、着地の際に腰が下がっては宙返りは安定しません。技が狂った時は、床上に置いた平均台で、宙返りの練習をし、この際に先程申しました、メンタルな部分を高めた宙返りを数を重ねるのではなく、例えば5回なら、5回連続で成功させる練習というもの。質の高い練習を繰り返す事により、試合に挑める技を完成させる事が出来るでしょう。
Re: 平均台での怪我 ( No.4 )
日時:2005/03/22 15:36
名前:クンちゃん  <kknskd@tree.odn.de.jp>
ありがとうございます。かなり参考になりました。
メンタルな部分・・・確かに弱い所があります。コーチからも、「試合前なのにやる気が見られない」と言われます。(そんな時は、ほっておかれるみたいですが・・)娘が帰宅しましたらこのアドバイス見せてみます。前宙の時も同じ考え方でいいですね。
Re: 平均台での怪我 ( No.5 )
日時:2005/03/22 16:15
名前:M(p^^)p
横から失礼します。

家の娘も競技は違いますがメンタルな部分においては弱い部分があります。
(まあそんな繊細なところが親にそっくり!・・・?)
家の場合は、私がパパ兼コーチなので難しいところはありますが、一般のご家庭では、親が言うと余計に考え過ぎてしまう場合も多いと思います。
元体操経験者さんの書いている通りなんですが、是非家庭でお子さんを追い詰めるような助言はしないで欲しいと個人的には思います。

ご家庭内の間柄は分かりませんが、練習中の上手くいかなかったことなど愚痴を聞いてあげる程度が望ましいかもしれません。
或いは、このサイトでのアドバイスなどを直接本人に見せるとか、本人に書き込みを薦めるとか、「ほら、いろんな人がいろんな相談してるよ」なんて言って。
Re: 平均台での怪我 ( No.6 )
日時:2005/03/22 16:29
名前:元体操経験者
メンタルな部分のトレーニングは、前方系でも同じ事ですが、特に前方系は着地が見れないと言う点から、後方系より安定しなく、難度的にも高難度として設定されています。前方系も初めは低い台で覚えますが、ここでマスターしたなら、試合で使う高さの台に完全に慣れるまで、高い平均台で練習を繰り返す事が重要です。
低い台では、足を踏みはずしても、安全に下りられるという感覚が選手に身に付く事が、我々指導者側から見れば一番怖い事です。
そのような練習形態では、いつまで経っても高い台ではクリアできません。
前方系の場合も、踏み切ってより高い位置で早く回る事(お尻を早く回す)を心がける事が重要であり、特に着地時に腰が下がると、必ず落下に繋がります。
体操選手して上達するには、試合期よりOFF期に、どれだけメンタルな部分を高めて試合に挑めるか?と言ったところに重点を置くべきと、私は考えます。
常に試合に挑んでいる、見に来られている父母の方が審判員であると、自分に言い聞かせ、緊張感の中で練習する事。コーチの言葉に良く耳を傾け、自ら解らない事はどんどんコーチに質問する事により、コーチ側のやる気と言うものも芽生えてくるものです。特に平均台の前宙系は危険を伴いますので、初めはコーチの補助を受け、自分で出来るようになれば、出来るだけ一人で行って、感覚をつかむ事も大切です。
Re: 平均台での怪我 ( No.7 )
日時:2005/03/22 16:42
名前:元体操経験者
M(p^^)pさん、こんにちわ!父がコーチ。それは本当に難しいことです。
私は、子供が女の子で同じ女子体操クラブでコーチをしておりましたが、自分が体育大学まで十分な指導を受けられなかった事の反省から、娘には幼い頃から、厳しい練習を科してきました。結果、確かに小学校時代は県でチャンピオンでしたが、反抗期を迎え、私の意見を聞かない状態になり、ある監督に一切の指導を任せ、私は身を引きました。
家庭では、より楽しく体操を楽しませてあげる方が結果的に上達するものである事にも気づきました。今、娘は県で一番強い高校にいますが、レギュラーになれないでいます。娘が聞いてきた時にはアドバイスはしますが、技術的アドバイスは監督の方にお任せしています。結局は娘自身の体操、こちらが必死になっても、受け入れられなければ、それで終わりです。
やはり、基本は楽しく、その上で上を目指す体操をしてもらいたいですね!
これからも宜しくお願いします。
Re: 平均台での怪我 ( No.8 )
日時:2005/03/22 17:35
名前:M(p^^)p
URL:http://www.geocities.jp/tralife/
クンちゃんさん>
ちょっと話題がズレそうでごめんなさい。

元体操経験者さん>
そーですか!元体操経験者さんも同じような事を経験されてるんですね。
家は現在小2でトランポリン競技をやっています。
トランポリン競技はまだまだマイナーで練習環境もままならない地域が多いと思いますが、石川県・大阪府が強い地域です。
おそらく、東日本地区の低学年女子の中ではトップクラスにいます。
しかしこれも元体操経験者さんが書いている通りいつまでこの位置をキープできるかは分かりません。私も中学か高校になった時点で直接の始動からは身を引こうと思っています。

メンタルな強さは、気が遠くなるほどの反復練習から生まれます。とは言っても性格的にどうにもならない場合もあります。
技術的なアドバイスはお任せするとして、私からは本をご紹介します。
最近、TVで皇太子殿下が話題にしてだいぶ有名になりましたので書店では文庫本がメインに並んでいることが多いです。
「子供が育つ魔法の言葉」続編で「10代の子供が育つ魔法の言葉」ってのもあります。作者はドロシー・ロー・ノルトー。
内容をここで説明するのも長くなりますので、是非書店で立ち読みしてください(笑)
Re: 平均台での怪我 ( No.9 )
日時:2005/03/22 19:32
名前:クンちゃん  <kknskd@tree.odn.de.jp>
元体操経験者さん、M(p^^)pさん、貴重な助言、アドバイスありがとうございます。私自身、体操は未経験ですので技術的な助言は娘にはしてあげれないのです。家庭では”がんばれ、がんばれ”のみです。メンタルな部分の家庭での助言として、性格を一番解っている親が自身を着けさせてあげるような言葉を言ってあげることも大切なんですね。このスレッド娘に見せまして、「コーチ以外に、あなたの為に助言してくださる方が沢山いるよ」って言ってみます。M(p^^)pさん、「子供が育つ魔法の言葉」書店でたち読ましていただきます。(笑)
Re: 平均台での怪我 ( No.10 )
日時:2005/03/22 19:33
名前:元体操経験者
M(p^^)pさん、体操競技にしてもトランポリンにしても、女子の指導は非常に難しいですね。女の子特有のメンタルな部分もありますし、補強一つ取っても、男子の常識は通用しない場合が多いです。まずは筋力的なもの。これもラズモフスキー先生が、しらかばの原理を唱えられるまで、クラブによって、てんでバラバラ、現在はあの頃より理論的な話をしてももめる事は少なくなりましたが、それでもやはり男子とは比較できない筋力差により、指導方法を模索する事が間々あります。
私はラズモフスキー先生の、しらかばトレーニングのビデオを持っていますが、あの段階の練習を取り入れられるのは、中級者以上であり、もっと幼いクラスのトレーニング、空中感覚を養うには、体操競技も、もっとトランポリンに着目すべきと私は常々考えています。トランポリンも10本連続して高難度の技を、ジャンピングゾーンの中で決めなければならないといった難しさがあり、また世界の技術は日々向上している訳ですから大変ですね!私の身近には女子のナショナルに入った生徒さんや、強化指定選手になっている子供もいますが、皆、負けん気が人一倍強い。近畿ジュニアで優勝した教え子は、普通の子が1やる間に10の補強、器具が開いたら、すかさず飛びつく。別にコーチがそうしろと言った訳でもなく、ミスが無くなるまで練習を辞めないといった姿勢がありましたね。やはり性格的なものが重要なのだと感じます。体操の練習も勿論ですが、練習の時にも伸びる子供は人の演技を食い入る様に見つめて、自分のものにする努力を欠かしませんでした。
こういった部分で、体操競技に必要なメンタルな部分は、自然と身に付いて来るのだろうと思います。
女の子の指導は大変だとは思いますが、長所を伸ばすトレーニングによって、向上が計れると思います。お互い難しい環境にありますけれども、今後とも情報交換よろしくお願いします。
Re: 平均台での怪我 ( No.11 )
日時:2005/03/23 11:41
名前:M(p^^)p
URL:http://www.geocities.jp/tralife/
なんだか偉そうなこと書いてしまって失礼しました。
育児本なんか紹介しましたが、実は私も読んだのはつい最近で(^^;
でも良い本ですよ。
元体操経験者さん同様、私も自分の競技経験から娘には幼い頃から厳しい練習や訓練を科してきました。悔し涙を流しながらも辞めるとは言わず(言えず?)今ではだいぶ選手らしくはなってきました。ただ娘であるが故、細かい所まで気になってしまって口うるさいコーチになっています。そんなとき、ご紹介した本を読んだんです。それでも厳しくしなければならない時も多々ありますが、行き過ぎにはならないように注意できるようになったと思います。
女子選手は、成長過程においても注意すべきことが多いですよね。特にクンちゃんさんのお嬢さんは中3ということですから正に大変な時期ではないでしょうか?
メンタルな部分も体型の変化も競技には大きく影響します。どれを乗り越えるにしても、根底には「好き!」という気持ちが必要です。興味や向上心が薄れないように応援してあげてください。

元体操経験者さん>
こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
Re: 平均台での怪我 ( No.12 )
日時:2005/03/23 17:55
名前:クンちゃん  <kknskd@tree.odn.de.jp>
ありがとうございました。このスレッドロックさせて頂きます。

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