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床の二回ひねり
日時:2005/11/03 02:12
名前:ロン
今、床で後方の二回ひねりの練習をしています。
二回ひねる感覚は経験して分かったのですが、いかんせん着地が全然とれません。
しゃがみだちの着地、もしくは膝着地になってしまいます。
高さを出そうとするとひねりが遅れて捻りきれず、ひねり優先でいくと捻りきれるが着地できずという状況です。高さをだしている時の動画をみると、一回目のひねり終わりが回転の時に足が真横にくるあたりで、一回半の時が回転終わりに足が真横にくるあたりです。もう半分のひねりが遅くなっているのがわかります。何か効率のよいひねりの練習法は有りますか?
ちなみに伸身(しらかば)は出来ます。また、ロンダートからです。ミニトラは有りません。
よろしくお願いします。

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Re: 床の二回ひねり ( No.1 )
日時:2005/11/04 11:10
名前:元体操経験者
捻り宙返りの前の後転跳びないしロンダードで上体を良く起こしていますか?
着地が前にくるときは、大抵、踏み切りに問題があります。
あと、身体をよくしめて、2回の捻りを最初から捻りきるイメージが必要です。
当然、捻りの際にあごが上がったりすると、捻りは途切れてしまいます。
捻るタイミングは本当に難しいですが、早すぎると高さは取れませんし、遅すぎると捻り不足になります。
特に注意すべきは1回捻りから1回半、そして2回と練習する方法は避けてください。最初から2回を捻りきる気持ちで必ず練習する事!そして1回捻りとの使い分けが出来る様にしてください。
Re: 床の二回ひねり ( No.2 )
日時:2005/11/04 18:05
名前:元体操経験者
以前、女子体操競技の手引き(日本体操協会発行)の付属ビデオにトランポリンを使った捻りの練習が紹介されていました。
その内容は、はじめは「しらかばの姿勢」を作ったままで、仰向きで寝て、これを補助者に押してもらい、空中でも常にしらかばを保つというところから始まり、直立から腹打ち姿勢になる際に捻りの側湾を一瞬作って、初めは1回捻りで腹打ちへ、そして2回捻って腹打ちへと導入するものでした。
同時に、うつ伏せ姿勢での同様のしらかば、側方を向いてのしらかば等々、旧ソ連のトレーニング方法を示すもので、ビデオを見た時に、関心を持ったのを覚えています。この様な練習方法で、捻りの感覚を養っているのだと感じました。
思い出しましたので、参考までにレスします。
Re: 床の二回ひねり ( No.3 )
日時:2005/11/05 18:40
名前:元体操経験者
上記の練習ですが、直立から背打ちの練習もされています。
1回捻り、2回捻りからの背打ち、後方の宙返りの場合は、むしろこちらの練習が有効と思います。指導されているのはイェプシンコーチという方で、あのボギンスカヤを指導された旧ソ連のナショナルコーチです。
この他にも、ロージェを用いての後方伸身4回宙返りや前方伸身2回宙返り等の紹介がされており、もの凄く参考になりました。
日本の体操はトランポリンと切り離して考えがちですが、ヨーロッパ諸国では、本科の練習の一つとしてトランポリンが使われており、捻り宙返りの練習時においても、もっとトランポリンを有効に使って、捻りのきっかけ作りや空中感覚の養成に使われればと個人的に思っています。
Re: 床の二回ひねり ( No.4 )
日時:2005/11/06 01:51
名前:ロン
>元体操経験者さま

ほんとうに詳しくアドバイスしてくださってありがとうございます。
うちの学校には、はねな〜〜いトランポリンが有るのですが、それをつかって上記の練習法を試してみようと思います。ありがとうがざいました。
ちなみにロージェとは何ですか?後方伸身4回宙返りって…すごいですね!
Re: 床の二回ひねり ( No.5 )
日時:2005/11/06 10:23
名前:元体操経験者
いえいえ、ロンさん、私は根からの体操バカですので、私で良ければ何でもきいてください。
>ちなみにロージェとは何ですか?
ロージェとは、簡単に言えば腰に安全ベルトをつけて、それに太いロープを吊して、体育館の上(天井)に滑車をつけて、指導者がロープを引けば、その力がベルトに伝わって、空中で安全な姿勢で保もてられるという、練習場の装置です。
この歴史は、おそらくトカチェフ飛び越し頃から始まったと思います。
だって、初めてトカチェフするのにロージェ無しでいきなり手を離したら、身体に切り返りが起こらなかったっら怖いでしょ(笑)ピットのある様な体育館、高校等では大体が併設そてあります。普段使わない時は、ロープを上に巻いてありますので、ロープがピットの上にある様なら、それです。
旧ソ連のビデオ凄いですよ(笑)4宙以外にも何かNASAで使われている様な器械が置いてあって、もの凄いスピードで円形の器械の中で手足を縛って、縦への回転、捻り等々、あそこまでする?と思ったりもする程です。
でも、トランポリンは本当に練習に採り入れると、練習に幅が持てますので、是非頑張ってください!

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