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1997年・二次選考会

Katja Pfeilinsel Presents

ユニバ・東アジア選手権・世界選手権
選考会レポート!

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(ただし、後者2つには、然るべき制裁がお待ちしております…)(笑)


観戦記…というよりは、フォトギャラリーかも(笑)。
会場入りしたときは、ほぼ第1班の演技が終了していた頃で、第2班の選手がウォームアップに励んでました。そこで何よりも目についたのは、塚原直也と、彼の練習振りを厳しい目で見つめるアンドリアノフ氏の姿。正式なコーチでないというせいもあってか、フェンスの外からじっと見守る事に徹してました。やがて跳馬のアップに入った塚原ジュニア。中日カップでの公約(?)通り、ロンダード系の跳躍に挑戦してました。つい最近(なんだろうか)始めたとは思えない程の習得ぶりでした。
ところで、「なぜアンドリアノフ氏をナショナルチームコーチにしないのか?」という疑問ですが、体操協会理事の某氏にお伺いしたところ、「まずいろいろなクラブ& 大学等の選手を彼の元に一つに集めるのは大変だから」…って、いや、私はですね、今現在存在する「ナショナルチーム強化コーチ」ってのを彼に任せられないのか?っていうことだったんですけど…って言っても、ここ見てませんよねー、T.Kさん(笑)。聞き方がちょっと悪かったかなー?
そして床の審判席に目を向けると!水島宏一さんがいるではないですか。まあ、海の向こうではあの人もあの人も(どの人だか分かるでしょ)(笑)審判員をやってるんだから、そんなに驚くものではないのかもしれないけど… (どうでもいいけどこの写真、なんか居眠りしてるみたい…失敗したー!)
大川真澄のレオタードはやっぱり目立った!ちなみに黒一色に、胸元が明るいオレンジ色してます。(カラー写真でなくてごめんなさい。)国際ジュニアで観客の手拍子を受けて演技していた彼女も、もう大学生なんですね。 …しかし私も橋口美穂には気がつきませんでした。中日カップの時は髪が短くて、上の方を2つに結んだスタイルだったのに、今回は短めのポニーテール。もう最後の方のラウンドで、名前がアナウンスされて、やっと気がついた次第であります。彼女の平均台は、なめらかな腕の動きがいいと思います。
もう一人目を引いたのが、筑波大の阿部佳代子。長身、ショートカットの髪に細長い手足…「日本版ホルキナ」なんて言ったら、ほめ過ぎかしら? (笑)このレオタード、Gym Starsでよく宣伝してるMilanoのですね。日本でも入手できるのかしら?? (かなりマニアックな所に目がいってる私…) あと、目立ってたのがラズモフスカヤコーチ。周りは日本人ばっかですからねー。菅原リサのコーチとして知っていたのですが、今回は(たぶん)朝日生命クラブのコーチをしてました。まだ日本にいたんですね(笑)。でもいつの間に戸田スポーツから朝日生命に移ったんだ??

それから2年前の世界選手権で注目を集めた鯖江から、奥野真美(左)と井上あい子(右)を。
彼女たちはドイツからやってきたコーチ、H・ゲルシャウさんの教え子でもあるので、私も注目しておりました。特に奥野選手はゲルシャウさんのお気に入りの選手だったみたいです。しかし、今回は満足のいきそうな演技ではなく、見ての通り、あまり表情もイケてない。井上選手とこうして並べて見ると特に…まあ、彼女たちがもっと活躍してくれると、ゲルシャウさんもきっとライプチヒで喜んでくれることでしょう。
なぜか(失礼)撮ってしまった関根彩。このおそらくはT原C子デザイン(笑)と思われるレオタードのせいでしょうか?しかし、悪趣味と言われてきたこのデザインも、最近ではあまり気にならなくなってしまった。いやはや、慣れ というのは恐ろしい。(感想になってない!!)でも、これはまだ悪趣味の範疇には入らないか?
で、もののついでに書いてしまいますが、最近は日本女子でも「しゃれっ気」&可愛い顔が出てきましたよね。どこの誰だったか忘れたけど、アイメイクばっちりの子とかいましたよ。ひと昔前はみんな洗いざらし状態の十人並フェイスで、 「顔で既に他国の選手に負けてる」なんてよく言われたのに…
それにしても菅原リサにはびっくりでした。降り技から「胴体着陸」みたいな感じで落ちて…。一時は「肋骨が折れた」なんて情報(?)も流れましたし。「 自分の降り技には高さが足りなくて…」と言ってた彼女ですが、今回の失敗にもそん な要因があったんでしょうか?「他に撮るものはなかったのか!」と言われそうですが、ごめんなさい、撮ってしまいました私は。
…撮ったのはそれだけじゃないんだぞ!というわけで、まっとうな(? )写真をお見せしましょう。平均台の演技を。ほんと、ここまでは良かったんですけどね。でも私、床は見てなかった、というか、そのとき男子の床を見ていたので、女子の床がすごく見にくかったです。どのくらい見にくいかというと、彼女が尻もちついたのが分からないくらい。
男子に目を向けて思ったのは、「あ〜、筋肉番付に出てた人だ〜! 」と言いたくなってしまう人を何人見たことか…その代表格は池谷直樹でしょう。いつの間にか紀陽銀行に入ってたんですね。成績は下のほうでしたが、今回は調子が悪かったんでしょうか。(そうい えば、あまり髪が立ってなかった!)試合が終わって、上のユニフォームを脱いで、上が裸で、下が黒いズボンだけになったとき、「なんか、こうしてると江頭2:50みたいだなー俺って! 」と言ってたのをしっかり聞いてしまいました。

今回残念だったのは笠松昭宏。えらい順位が下のほうだなーと思ったら、高熱をおしての出場だったとは。相変わらず床では惚れ惚れするような柔軟性を見せてましたが。(ぐっ、それしか感想がない…)
さて、お次は相棒(?)田中の引退後もまだまだがんばる畠田好章。とくに鉄棒の演技に注目させてもらいましたが、2つのコバチは連続ではありませんでしたね。手加減したのか、気持ちがイケてなかったのか、はたまたルール的な理由か…(ところで、関係ない話ですが、畠田始め紀陽銀行の選手は、やっぱり「職業:銀行員」なんでしょうか??)
でも「がんばってる」といったら、今回意外な(失礼)大健闘を見せた西川大輔でしょうね。私が彼で連想するのはなんと言っても「伸身トカチェフ」。ここでも見せてくれたのが、私にはなんとなく嬉しかったです。彼の技は いまだ健在です、なんてのがわかって。試合前に役員の人が「新ルールで点が出にくくなったが、その分今まで上位に食い込めなかった選手にもチャンスが回ってくるようになった。今日の試合では番狂わせがかなりあるかも」と言っていたのを耳にしたんですが、その「番狂わせ」って、西川のことですか〜?
さて、みなさん。いかがだったでしょう?
最後はもう一度橋口美穂の床でしめましょうか。(ほとんど単なる穴埋めかも)


Photos and text by
Katja Pfeilinsel from OTA
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