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1997年・ローザンヌ世界選手権

二次予選に続き、katjaさんにローザンヌの写真をいただきました。
今回、コメントは実際観戦していない私がつけていますので、
いたらない点もありますがご了承ください。

1997ローザンヌ世界選手権・日本男子チーム
左から藤田健一(筑波大学)、畠田好章(紀陽銀行)
栗原茂(大和銀行)、斉藤良宏(順天堂大学)、塚原直也(明治大学)。
おっと、岸本拓也(日本大学)がいませんが、彼もメンバーです。
また、西川大輔(日大桜樹ク)が補欠でした。
意外にも、といっては失礼かもしれませんが、斉藤良宏。このつり輪で種目別決勝に残りました。高校時代に全日の種目別で畠田を破って話題になったように、どうも鉄棒が得意な選手というイメージが強かったもので...。特にこの世界選手権前には「伸身コバチ」が話題になっていましたし。しかし、つり輪でも伸身・屈伸・抱え込みのグチョギー三連続でお見事でした。
上の写真の続き?
つり輪の着地が決まったところです。
今回、団体予選の個人成績は塚原が1位、大健闘の藤田が2位、畠田が3位。斉藤はチーム内4位で、個人総合出場ならず。あの鉄棒、伸身コバチに成功していれば、あるいは・・・だったのですが。惜しかった。
こちらは藤田健一。
今年の東アジア大会で初の代表入り。突然頭角を現したという感じだった藤田ですが、清風クラブ出身で、全中を制したこともあります。清風・筑波といえば田中光コース(?)。斉藤と並んで、次代のスターになるか?
団体予選3位の立役者といえば藤田でしょう...というわけで藤田をもう1枚。 日本の個人成績で塚原のトップは予想したけど、藤田がそれに次ぐとは思いませんでした。予選では、落下が心配なデフも決まりましたし、このあん馬も良かったですね〜。団体予選、跳馬から始まった日本男子チームは残り2種目で、「あん馬がヤマ」だった。結果的に予選3位ということは知っていたんですが(だって録画放映なんだもん、某国営放送)、それでも藤田の演技を見ていて力が入りました。 ユニバの種目別でも、高得点を上げた種目です。そういえば某季刊誌の「藤田健一ユニバ日記」。あのノリが持続したって感じなんですかね。「ユニバと代表が重なるのは???」と思っていたけど、いい方向に出てよかった。
初代表の若手2人が続いたところで、元祖日本のエース畠田を。団体では使わないかと思われた連続コバチでしたが、見事、世界の大舞台で決めてくれました。種目別ではタイミングが合わず残念。
そして今回、一番の話題は塚原の銅メダル。確かに、多くの有力選手にミスが出た個人戦でした。今回の世界選手権、「日程がつまりすぎていた」という声も多いようです。もっとも、その中で、大きなミスをしなかった塚原はすごい。
しかし...放送で目にされた方も多いと思いますが、個人総合最終種目のつり輪、着地が決まると、なんと、観衆に投げキッス。これは、普段から「人前で笑うのが苦手」と言っている塚原君にチームメイトがアドバイスをしたんだそうです。それにしても...いや、ぜひまた見せてほしいものです。
こちらは鉄棒の画像。塚原のコバチ...でしょうかね?ちなみに岸本はギンガー、藤田がコバチとデフ、塚原がコバチと伸身トカチェフ、畠田連続コバチ、斉藤が伸身コバチでしたが(日本チームの放れ技)体勢からいくとコバチ...ちょっとゼッケン確認できません。
パーティーでの写真。
左から2番目が岸本選手。
中央はロシアのクリュコフ選手です。
日本女子は団体9位、個人総合ではやはりエース、菅原選手が25位でした。平均台は落下が出てしまったけど、段違いは良かったですね。
初の世界大会個人総合に出場した大川選手(31位)。菅原・大川両選手をはじめ、大学生パワーが目立った今年の日本女子でした。

最後に、塚原・アンドリアノフ・森泉
スリーショットでしめ。