トップ > 1999年のニュース

1999年12月

第30回中日カップ
ナディア・コマネチさん他をゲストに迎えた30周年記念大会。残念ながら前日に中国の黄曼丹選手が棄権となりましたが(個人総合前日の会場練習中、平均台の3回ひねり下りで蹴り上げに失敗、斜めから着地し膝を痛めたそうですが大事には至らなかったとのことです)男子13名、女子11名の参加選手によって行われました。男子個人総合は、全般的にどの選手もミスが多かったですが、中では唯一全種目9点台とした塚原選手が初優勝。ボンダレンコ選手は最初のゆかで大きなミスが続き8点台。しかし、残り種目に強さを見せ2位としました。3位に中国の黄旭選手。同じく中国の李小鵬選手は個人総合のあん馬を棄権しましたが、種目別決勝で2冠。

菅原リサ選手引退
今年をもって選手を引退することになった菅原選手。中日カップの競技終了後、両日とも引退演技(ゆか)が行われ、初日はホルキナ選手、2日目はコマネチさんから花束が贈呈されました。菅原選手、長い間お疲れさまでした。

1999年11月

全日本選手権(富山)
男子は1日目と2日目の合計上位30名と推薦6名、女子は1日目の上位48名が、来春の代表二次予選に進む予定です。

男子団体は大和銀行が優勝。これが本当に廃部されるということが信じられないです。なんとかならないのでしょうか。
女子団体は朝日生命体操クラブが連覇しました。
個人総合は男女とも塚原直也選手、菅原リサ選手が4連覇。
男子種目別は、ゆかで原田睦巳選手、あん馬で笠松昭宏選手、つり輪と跳馬で山田辰也選手、平行棒で佐野友治選手、鉄棒で米田功選手が、それぞれ優勝しました。女子種目別は、跳馬で竹中美穂選手、段違い平行棒と平均台で山脇佳奈選手が優勝。また、最後のゆかで菅原リサ選手が優勝、引退の花道を飾りました。

1999年10月

くまもと未来国体
成年男子は静岡、女子は熊本。少年男子は京都、女子は埼玉と、すべて別の都道府県が優勝する結果になりました。また、新体操の男子は静岡、女子は佐賀が優勝しています。

天津世界選手権

種目別決勝
男子ゆか、あん馬でロシアのネモフが二冠、つり輪は董震、跳馬は李小鵬と地元・中国勢が優勝。平行棒は韓国のイ・ジョヒョンが優勝、塚原直也が2位で前回大会に続き同種目のメダルを獲得。鉄棒はスペインのヘスス・カルバロが優勝。女子跳馬はロシアのザモロドチコワ、段違い平行棒はホルキナ。平均台は中国の凌潔、ゆかをルーマニアのラデュカンが制しました。

個人総合
女子個人総合はルーマニアのマリア・オラルーが優勝。2位にウクライナのカルペンコ、3位にロシアのザモロドチコワ。日本の菅原リサは自己最高の18位に。男子個人総合はロシアのニコライ・クリュコフが優勝。2位に前回3位から順位を上げた塚原直也、3位にブルガリアのヨブチェフという結果になりました。

男子団体決勝
中国が、予選と同じく唯一の230点台(230.395)で優勝。2位にロシア(228.145)、3位にベラルーシ(227.631)。日本は225.908で、5位の韓国(225.870)を僅差で押さえ4位。前回大会と同じ順位となりました。6位はアメリカ(225.196)。

女子団体決勝
ルーマニアが接戦を制しました

 1. ROMANIA     38.180 38.474 37.786 39.087 = 153.527
 2. RUSSIA      37.835 38.899 37.625 38.850 = 153.209
 3. CHINA       36.774 38.899 38.375 38.375 = 152.423
 4. UKRAINE     37.492 38.586 37.736 38.524 = 152.338
 5. AUSTRALIA   37.298 38.111 37.224 38.299 = 150.932
 6. USA         37.578 37.387 37.024 38.224 = 150.213

男子団体予選
団体予選トップは、圧倒的な強さで中国。次いでロシア、ベラルーシ、日本、韓国、アメリカ。以上6カ国によって団体決勝が行われます。また、シドニー五輪団体出場権を獲得したのは(予選7位〜12位)、ウクライナ、ドイツ、ルーマニア、スペイン、フランス、ブルガリア。

女子団体予選
トップはルーマニア。2位にロシア、3位にウクライナ。地元、中国は4位。アメリカが5位。躍進の(といっていいでしょう)次期開催国オーストラリアが6位。以上6カ国によって団体決勝が行われます。またシドニー五輪団体出場権を獲得したのは(予選7位〜12位)スペイン、フランス、イタリア、カナダ、イギリス、ベラルーシ。日本女子は13位で、シドニー五輪の団体出場権を逃してしまいました。

イオンカップ
クラブはインターフィン(ロシア)、シニア個人総合はアリーナ・カバエワ(ロシア)、ジュニア個人総合はザリーナ・ギジコワ(ロシア)が優勝。

1999年9月

国際ジュニア種目別

 ゆか 楊金晶         (中国)    9.150
あん馬 張尚武         (中国)    9.600
つり輪 長田克彬        (名城大付ク) 9.450
 跳馬 中瀬卓也        (SGA栗東) 9.550
平行棒 アンドリー・リプスキー (ウクライナ) 9.450
 鉄棒 ダミアン・イストリア  (豪州)    9.225

 跳馬 ブリタニー・コンチャック(アメリカ)  9.287
段違い ナタリア・シロババ   (ウクライナ) 9.700
平均台 山脇佳奈        (ビット体操ク)9.750
    ナタリア・シロババ   (ウクライナ) 9.750
    マリオン・ムーリエ   (フランス)  9.750
 ゆか 竹中美穂        (東海TV東名)9.750

国際ジュニア個人総合

男子個人総合
1. 張尚武  (中国)    54.675
2. 中瀬卓也 (SGA栗東) 53.400
3. 楊金晶  (中国)    52.875
女子個人総合
1. 山脇佳奈 (ビット体操ク)38.050
2. バン   (ルーマニア) 37.537
3. ウルメアヌ(ルーマニア) 37.312

全日本社会人選手権一部
男子団体は大和銀行、個人総合は山田辰也(大和銀行)選手が連覇。女子の個人総合は和雪梅(鯖江ピタリクラブ)選手。

天津世界選手権メンバー
女子の残りのメンバーが決定。中瀬直子選手(竜城体操スクール)、真辺絢選手(戸田市スポーツセンター)、川井亜希子選手(京都ジャンピングクラブ)の3人で、補欠が田中実奈選手(朝日生命体操クラブ)。

1999年8月

全国中学生大会
男子団体は清風中学が17連覇。女子団体は藤村女子中学が5連覇を達成。男子個人総合では佐藤竜選手(埼玉・大宮土屋)、女子個人総合は溝口絵里加選手(東京・藤村女子)が優勝。

全日本ジュニア選手権
一部団体は洛南クラブと戸田市スポーツセンターが優勝。
男子一部選手権は長田克彬選手(名城大附高体操クラブ)、女子一部選手権は奥本恵理選手(四天王寺スポーツクラブ)が優勝。
男子二部選手権は内山貢選手(中京ジムナスティック)女子二部選手権は洲本明日香選手(なんば体操クラブ)が優勝。
男子Aクラスは武田雅由選手(優美体操クラブ)、Bクラスは西村春次選手(S.G.A栗東)が優勝。
女子Aクラスは清水舞菜選手、Bクラスは内田満梨奈選手(ともに戸田市スポーツセンター)が優勝しました。

関東中学大会
男子は烏山(東京)、女子は藤村女子(東京)が優勝。

全日本学生選手権
男子二部団体は明治大学、女子二部団体は駒澤大学が優勝。一部団体は男女とも日本体育大学が優勝しました。一部個人総合は、男子は米田功選手(順大)が初優勝。女子は菅原リサ選手(日体大)が3連覇しました。二部の男子個人総合に出場予定だった塚原直也選手は、棄権。

高校総体
男子団体は洛南(京都)、女子団体は藤村女子(東京)が優勝。個人総合は中瀬卓也選手(栗東)、田中実奈選手(藤村女子)がそれぞれ初優勝しました。

1999年7月

ユニバーシアード終了
男子団体は、日本が見事優勝!女子団体はロシアが優勝。日本女子は6位でした。個人総合は、女子がロシアのホルキナ、男子はウクライナのベレシュが優勝しています。また種目別決勝で笠松選手がゆか、塚原選手が平行棒でそれぞれ3位に。

ワールドカップ釜山大会
英・グラスゴーで行われるワールドカップの予選大会が釜山で行われました。日本からは塚原直也選手が2種目で決勝に出場しましたが、残念ながら上位進出はならず。斎藤良宏、畠田好章選手は予選落ちでした。

1999年6月

関東高校大会
男子団体は埼玉栄が12連覇(!)。個人総合は重村卓哉選手(埼玉栄)が優勝。女子団体は藤村女子が、戸田を抑えて優勝。個人総合は村田直美選手(市立船橋)が優勝しています。

NHK杯
塚原直也、山脇佳奈選手がともに初優勝。詳しい結果は大会結果一覧からどうぞ。また、すでに決定していた塚原、斎藤良両選手に加え、天津世界選手権の代表(および候補)選手が決定しました。

[男子]塚原 直也 (明治大学)
    斎藤 良宏 (大和銀行)
    笠松 昭宏 (徳洲会)
    山田 辰也 (大和銀行)
    原田 睦巳 (順友クラブ)
    藤田 健一 (徳洲会)
    小島 正憲 (徳洲会)

[女子]山脇 佳奈 (ビット体操クラブ)
    菅原 リサ (日本体育大学)
    竹中 美穂 (東海TVレッツ東名)

 以下、代表候補選手
    北村 彩子 (東京学芸大学)
    中瀬 直子 (サンSC竜城体操スクール)
    奥本 恵理 (四天王寺スポーツクラブ)
    真辺  絢 (戸田市スポーツセンター)
    田中 実奈 (朝日生命体操クラブ)
    川井 亜希子(京都ジャンピング体操クラブ)

東日本インカレ
団体は男女とも日本体育大学、個人総合は塚原直也選手(明大)、菅原リサ選手(日体大)が優勝しています。

1999年5月

西日本インカレ
個人総合は日野林浩二選手(福岡大)、柴田あずさ選手(鹿屋体育大)が優勝。情報ありがとうございました!

ユニバーシアード代表決定
5月2日に船橋市立総合体育館で選考会が行われ、今年のユニバーシアード大会(7月、スペイン)の代表選手が決定した。

男子 塚原直也(明治大学) 女子 菅原リサ (日本体育大学)
   斎藤良宏(大和銀行)    北村彩子 (東京学芸大学)
   笠松昭宏(徳洲会)     橋口美穂 (日本体育大学)
   小川泰弘(順天堂大学)   小堀由貴 (日本体育大学)
   山田辰也(大和銀行)    脇田奈緒子(日本体育大学)

また、天津世界選手権の代表二次予選も併せて行われ、男子団体のうち、昨年の全日本で決定した塚原選手に続き、斎藤良宏選手が代表となった。残るメンバーは来月はじめのNHK杯で決定する。

1999年3月

高校選抜大会
男子は芳村裕生(京都・洛南)選手、女子は奧本恵理(大阪・四天王寺)選手が優勝。

大和銀行、廃部
日本男子体操の名門、大和銀行が年内で廃部されることがわかった。
大和銀行のリストラ策の一環で、ほかに野球部、ハンドボール部なども廃止する。

1999年1月

エプソンカップ、中止
日本体操協会は、今年度(1999年)の事業計画について、これまで秋に行われていた新体操のエプソンカップを行わないことを決定した。不況によるスポンサーの撤退によるもの。